みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

花筐(はながたみ)

2018年01月02日 | 映画
元旦は映画の日。
気になることはさっさと済ませて、心を軽くしたいので、
やや気になっていた映画を見に行くことにする。
(日経新聞の映画レビューで久しぶりに五つ星だったので・・・)

http://hanagatami-movie.jp/

ゴージャスな映像作品で、楽しめた。
あくの強い登場人物たちには、あまり感情移入はできなかったけれど・・・。
あの島「母の島」を見ていると、妙な気分になる。
ドキッとする、独特な官能的な描写も随所に。
反戦メッセージがなくても、いい映画だと思う。
心がなんとなく、浸食された・・・。

バッハの有名な無伴奏チェロ組曲と、ジョージウインストンのピアノ、あと和楽が混沌としたような音楽が印象的だった。
あれは、あれで、なんだか、合っていた。
いろんな要素が混ざり合う映像にも、同じようなことが言えるような?

檀一雄、文学史で名前を覚えただけの作家だけど、興味深くなった。
花筐、なるほど、三島由紀夫を動かしただけのことはあるなあ。

観客は10人もいなかったような・・・。
まぁ、正月早々、血の流れるシーンの多い映画を見る変人も少ないだろう・・・。

=====
テレビなし、映画も、たまにしかいかないので、2世俳優を見ていて、
1世の方かな?それにしても、若すぎるな???と、ボケボケだった。(笑)
(長塚圭史、榎本時生)
親子って、こんなにも似るんだなあと、怖い感じ。
千歳役の門脇麦、陰のある感じは好きだったなあ・・・。

映画『花筐/HANAGATAMI』予告編|12月16日(土)有楽町スバル座他全国順次公開
コメント
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