タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

有床診療所はコンビニと同じ?

2024-02-16 15:28:54 | つれづれ
前回お話ししましたように、タマル産のホームページを新しくしてみましたよ。
https://www.tamar.jp/
今年はAI動画が流行するようですから、さっそく取り入れてみたのです。
職員さんに意見を聞いたところ、自分たちはこんなに可愛くないと言っていました。
AIが理想過ぎてはいけないのでしょうね。

先日、三田市の産婦人科関連の会合が有り、タマル産からも助産師が参加しました。
その中で三田市民病院の分娩件数が著しく減少しているという話題も上がったようです。
具体的には、2017年度の345人から2022年度の220人へとわずか5年で2/3以下となっているのですって。
その間の産婦人科医の数も5人から3人に減少しています。
昔の柏原日赤や兵庫医大ささやま医療センターの産科と同様に、近いうちに分娩休止となることでしょう。
もっとも三田市長は公約を撤回して済生会病院と三田市民病院の統合を計画されているのはご存知ですよね?
ですがそんなにはうまくいきませんよ。

今お産ができるのは、タマル産のような有床診療所か、大病院かに二分されてきています。
中間は無いのです。
これは以前、兵庫医大の産科が撤退する時に新聞やネット、市長や医師会にも説明してきましたね。
有床診療所はコンビニと同じ原理です。
店長の労働時間の上限なんて無視、24時間、日曜も仕事、少ない人数と経費でやりくり、という点がね。

市の救急医療には、産科救急と事故などの外傷救急と、脳卒中や心疾患の内科的疾患の救急などが有りますね。
丹波篠山市の産科救急は私が頑張っているうちは何とかなるでしょう。
そのうち出生数も年間150人、100人と減少していくでしょうから、
ソフトランディングできるのではないでしょうか。

それで今問題となっているのは、産科以外のその他の救急ですが、兵庫医大は市にふっかけてきたようですね。
これまでも年間1億8千万円も補助金を出していたのに、
建物の減価償却費もそれ以上に多額だというのに、
産科が撤退しても減額されず、
今度は年間7億6千万よこせというのですからね。
現在は実質、高齢者施設となっているのにも関わらずです。

私は市会議員の安井博幸議員とはよく意見交換するのですが、
もはや丹波篠山市単独で救急医療を担うのは無理が有るでしょう。
県立丹波医療センターを丹波篠山市の基幹病院にしていくべきだという点で意見が一致しています。
目的が決まれば、あとは交通網を整備すれば良いだけです。

今後の市議会の進行を注意深く見守っていくつもりですよ。
みなさんも自分のこととして市政に参加していくべきではないでしょうか。
安井議員には、このタマル産が廃院となる恐れが有った時に、親身になって助けていただきましたよ。
それはタマル産だけの問題ではなく、みなさんの問題でも有ったわけですからね。




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