たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

歴史の分岐点 2008年

2013-09-19 06:07:51 | 考え方

 9月18日(水)、出社後は早々に議会へ。10時~前日より繰り下がった定例議会の補正予算審議を午前中に行い、午後は【一般質問】が行われました。

私の番は、迫川議員、砂川議員(両名公明党)に続いての3番目。これは申込み順になっているのですが、早く出せば大よそ自分の日程、時間が把握でき、変動も少ないので、傍聴を呼びかけやすいこともあり、出来るだけ早く出すことを心がけています。

昨日の一般質問。自己採点は80点(~85点)位でしょうか?

最終的に引き出したかったのは、「高砂市の中長期財政(15年位先迄)は治水対策等大事業を控えて、大丈夫なのか?具体的に数字で示して欲しい」の問いに対し、「超概算でもいいので出しましょう」の答弁を頂ければ、100点だったのですが、中々そうは応えて頂けませんでした。

応えは「財源があれば実現したいが、長期的には不安定要素も沢山あり、その時々で出来ることを着実に実現していきたい」とのこと。

また、市長の立場からは具体的に出すことで、市民の期待ばかりが膨らみ、出来ない場合のマイナスのハレーションを気にされている様にも感じました。

今回、壇上に立った際、一番最初に縄文代からの日本の超長期人口推移をグラフにした資料を提示しました。

ここで示されているのは、日本の2千数百年の長い歴史の中で、人口の推移をみると、西暦2008年を人口のピークに、崖を落ちる様に人口は減少していくということが読み取れます。

2008年は日本の長い歴史の中の分岐点であったと思います。

このことで言いたかったのは、私達政治家含めて「物事は成長し続ける、拡大し続ける」という自然に染みついているベースの考え方から転換しないといけない、ということであります。

成長し続ける時代は「拡大を分け合う時代」であり、あまり痛みを伴わない時代です。これからは、「負担を分け合う時代」です。多かれ少なから痛みを伴うと考えた方がいい時代です。

この痛みを分かちあわない時には「何故痛みを伴うことをしないといけないか?」「何故、施設の統廃合や、補助金の廃止をしないといけないか?」を示して行かなければ市民は納得しないと考えます。

市長は出来るだけ痛みを伴わない形で様々なことを着実に実行したい、との考え。

本当に可能なのか、未だに理解できないことろがあります。今後、更に資料を読み込み、勉強し、高砂市の将来の全容を掴んでいきたいと思います。

本日は、残り5名の方の一般質問が行われ、その後【ゴミ処理施設広域化対策検討特別委員会】が予定されています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする