たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

国民健康保険料に思う

2013-01-18 07:43:02 | 日記

 1月17日(木)出社後は早々に議会へ。昨日は13時半~私が会長を務める国民健康保険運営協議会があり、午前中は事前にその進行の確認や協議会終了後に作成する答申書について前年までのものを確認したりしていました。

 午後は上記運営協議会、国民健康保険の保険料は収入が高い程負担額は高いのですが、上限(医療費分では年間51万円)が定められており、委員からは「高収入者の上限をもっと高くし、低収入者への対応を更に手厚くすべき」という意見が何人かから発せられました。

 私は、「既に低収入の方に対し徴収段階で金額的に低いうえに、更に医療費支払い時にも軽減策があることから、これ以上の手厚さはやりすぎではないか?」との考えを示させて頂きました。

確かに低収入と言われる200万円以下の方が病院へ行き、数千円の支払いをすることは苦しいということは理解できる(理解はできても実感できないのが実情)ので、苦慮するところであり、そう簡単にバッサリと、上限51万円でよいとは断定できません。

ただその一方で、では必要な経費は高い収入の方から取れるから取ったらよい、といったことにも違和感を感じます。

不景気が続き、働けない環境におかれた人々の苦しさも理解しないといけませんが、これからは少子高齢化を背景に、全てにおいて高負担感が増してきます。

真に困窮している方々への社会的支援は必要と思いますが、行き過ぎたフォローは働く意欲を減退し、社会モラルは衰退すると思います。

先ずは一人一人が自分の生涯を見つめ、どうやって生計を立てるか、しっかり考え、汗かくことを前提とした社会であるべきだと思っています。

全ての人は自分の人生に何らかの苦労を背負って生きています。それでも仕事の為に寒い日も暑い日も働き、苦労し、収入を得ています。こうやって真面目に働いている人々から取れるんだから取ったらよい、という社会は少し違うのでは?と思います。


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