たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

共創と競走の時代

2015-03-12 05:52:53 | 広域行政

概要:周辺自治体とはライバルであり仲間、連携こそ高砂市の生きる道と考えます。

解説)3月11日(水)、通常通り会社に出た後、早々に議会へ。10時~16時半頃まで本会議場にて条例議案の質疑が行われました。

昨日取り扱った条例議案10数件の内、ごみ処理施設建設に関する他市町(加古川市・稲美町・播磨町)との協約締結や市道の認定(開発等で出来た道路を市の道路として認定し維持管理する為に市の道路であると認定すること)等、既に方向性が決まっており、トピックスとして報告することでもないと思うこともありますが、今後に影響することとして下記の2件について報告させて頂きます。

1)連携中枢都市圏形成について

 目的は①圏域の経済の活性化と魅力の向上、②住民が安心して快適に暮らせる圏域形成。これについては従来の姫路を中心にした中枢拠点都市が形を変えたものですが、やはり姫路を中心に様々な連携を行いながら、上の目的を達成しようとするものです。

昨日でたのは、医療分野でどんな連携が出来るのか?体育施設は姫路に行けば市外料金になるが、同等に出来るのか?等。どんな効果が出てくるのか、特に経済の活性化という視点で何ができるのか?関心はありますが、具体的イメージがしにくいのが実感です。

ただ、やはりこれからは「広域連携こそ生きる道」、というのが私の考えです。

2)高砂市の医療費は15歳迄完全無料化(平成27年7月1日より開始)

 これについては、従来は所得制限があり「扶養義務者の市民税所得割の合計が23万5千円未満」の世帯が対象になっていましたが、今改定でこの所得制限が撤廃されます。

ここで懸念されるのは、所謂コンビニ受診による医療費の増加(市の財政圧迫)と更なるモラルハザード。現在所得制限の為にその恩恵を受けていない世帯は2割弱程度とのこと。即ち15歳までを対象に、既に8割の世帯は医療費の無料化世帯とのことです。

周辺自治体と連携しながら圏域の魅力を共に創造(共創)し、一方で近隣市に勝る魅力を作っていくというライバル的な関係での競争が行われています。

共創と競走の時代、この高砂市にとって何が良い策なのか、自分でも知恵を出したいと思いますが、私の尊敬する「ちょい悪おやじ」や今まさに企業の第一線で活躍している方々の意見や戦う姿勢を参考にすることは非常に有意義であると思っています。

 

 

 

 

 

 


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反対の真意は?

2015-02-14 05:18:59 | 広域行政

概要:東播臨海広域行政審議会にて生嶋洋一委員が唯一、広域ごみ処理施設運営方法(DBO方式)に反対。その真意は?

解説)2月13日(金)、寒~い朝、通常通り出社し、午前中は会社、昼ご飯を高砂神社北側の喫茶トコトコにて食べた後、加古川市役所(議会棟)へ。

[昨日の会場となった加古川市議会(手前)とその向こうに見えるのが岡田康裕氏を首長とする加古川市役所]

13時10分~【東播磨農業共済事務組合】関連の会合に出席。ここでは2市2町の農業共済事業について条例改正、平成26年度(補正予算)、27年度(予算、活動計画)のことについて審議し、承認致しました。

昨日は、引き続き同会場で15時30分~【東播臨海広域行政審議会】(議長:岡田康裕加古川市長)が開催され私は傍聴。この審議会では、2市2町の首長・議長が集まり、広域ごみ処理施設の運営方法等を審議致しました。

最終的に運営方法は公設民営(DBO)方式を賛成多数で可決したのですが、反対したのは生嶋洋一委員(高砂市議会議長)ただ一人となりました。

前日の高砂市議会【全員協議会】にて、議員各位からDBO方式で進めることについて詳細確認の質問がいくつか出たのに加え、最終(案)が出るまでにもう少しに丁寧に市議会に途中報告をして頂きたいとの意見が出ましたが、(賛否を表明する場ではないのですが)反対の意思を示した議員は無く、翌日の審議会でも賛成するものと思っていただけに、「驚いた」というのが正直な感想です。

採決前に生嶋委員が「この運営方式(案)が出てきたのはたった2週間ほど前、唐突感は否めず受け入れ難い。私は反対します」との発言を行い、登幸人高砂市長がわざわざ「昨日の全員協議会を通じ、生嶋委員が反対するとは今の今まで認識なく驚いている」と。

その後は生嶋委員の「ここで高砂市の関係者が議論をしても仕方ないので、どうぞ採決して下さい」と。(そして採決へ)

全体を通し、議長である岡田康裕加古川市長の答弁、仕切り方等に「さすが」と思いながらの傍聴でしたが、それはさて置き、この反対の意味は(真意の程は定かではありませんが)、高砂市の行政に対し「市議会を軽んじるものではない!」と警笛を鳴らしている様に理解しています。

[自転車で加古川市役所に行く途中に通過した相生橋(東より西へ撮影)。この橋の改善(確か、北の橋は自転車、歩行者専用、南の橋は車専用)にはあと数年かかりますが、これも課題の箇所ですね]

この週末(2月15日)には5回目の「あらい浜風駅伝」が開催されます。寒さ厳しい中での出走(私と島津明香議員は市役所チームに入れて頂きました)、頑張ってきたいと思います。

 

 


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地元への配慮

2015-02-13 05:20:55 | 広域行政

概要:【全員協議会】で広域ごみ処理施設の運営方法を確認。地元への配慮、への質問も。午後は神戸に行き帰路に推薦された井戸書店に。

[前日に続き神戸へ行きましたが、その途中、駅で見つけたのがこのポスター。どこの街でも今は地方の魅力創りが盛んですね]

解説)2月12日(木)、通常通り出社し、10時~議会にて【全員協議会】がある為、早々に議会へ。

昨日の【全員協議会】でのテーマは、広域ごみ処理施設(平成34年、高砂市の美化センターの場所に稼働が予定されている2市2町共同のごみ処理施設の運営方法)についてでした。

【全員協議会】の目的は、議員に対し公の場で情報を共有することですが、昨日共有した「公設民営方式(DBO方式)の運営」については、本日開催の東播臨海広域行政協議会(2市2町の首長・議長による会合)にて決定されることになっています。

昨日の全員協議会でも質問があったのが地元への配慮、というテーマ。建設コストとして200億円以上がかけられる事業(工事)。地元にはごみ処理施設を扱う大手企業が数社ある上、土建関係等々、他にもこの大事業に注目している会社は多数あるはず。

”地元”が高砂市だけなのか、2市2町なのか等も含め何処までを意味するのは、未だ明確にはなっていませんが、公平な観点は必要とは考えるものの、地元への配慮も欠かせないと考えます。

午後は私用で神戸に。その帰路に以前推薦頂いていた板宿の書店(井戸書店)に。

この書店、本当に普通の小さな敷地の個人書店なのですが、陳列されている書籍は厳選されている様に見えるし、推薦文書もあちらこちらにあり、飽きることなく約1時間店内をぶらぶら。6冊の本を一気に購入致しました。

最近は巨大書店でないと生き残れないのが当たり前、と思っていましたが、こちらには次から次とお客様が来店。それも納得できそうな雰囲気です。

神戸(板宿)方面にお出かけの際には是非足を運んでみて下さい。何かあなたの人生に彩を与えるものがあるかも知れませんよ。

さあ、今日も笑顔で頑張っていきましょう!(with smile)

 

 

 

 


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SNSに潜む危険

2015-02-07 06:15:53 | 広域行政

概要:子どもたちの身近に潜むインターネット社会(SNS)の危険、を講演を聞いて再認識。

解説)2月6日(金)、通常通り出社し、午前中は会社、昼は高砂町の焼肉屋さんで定食を食べいざ市役所へ。午後は市役所にて青少年補導委員の書類作成や議会報告会(2月22日実施)に向けた準備、広域ごみ処理施設の運営方式の資料勉強等、議員控室にて過ごしました。

そして夕刻は19時30分~高砂市役所南庁舎にて行われた高砂市青少年補導委員研修に参加し、「子どもたちのネット利用の現状」について篠原嘉一講師の講演を聞きました。(写真)

現在社会に浸透しているインターネットで起こっていることの凄まじさに驚かされすばかりの内容で、1時間の講演もあっと言う間に終わった感じです。

ネットを通じて漏れていく自分の情報、何気なく見ていると課金されている可能性のあるページ、小さい写真の掲載なので問題ないと思っていると畳の大きさまで拡大出来、あらゆることが読み取られてしまう写真からの情報漏えい等など、他にも様々な危険が潜むことを実例を持って示されました。

参加者の多くは青少年補導委員で携帯は活用しているものの、インターネットはそれ程使い込んでいない世代。次から次と出てくる新しい技術にはついていけていないにも関わらず、自分の持っているスマートフォンには搭載されていたり、いつの間にか入り込んでいたり。

そして子どもたちは興味を示して、そこへアクセスしてみたり。昨日の「危険な交差点」の様に物理的な部分の危険認識はどちらかと言えば容易ですが、こういったインターネットの世界での危険は、全く見えません。

それだけに、大人がその危険を理解し、子どもがどんな事に興味をもっているか、会話を重視することが大切、とのお話しでした。

私もこの分野には本当に疎く、少し本気で学ぼうと思うに至りました。

 

 

 

 

 


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ごみ処理施設の規約締結、異議あればどうなる?

2014-12-11 06:13:10 | 広域行政

概要:他の自治体と共同で進めている広域ごみ処理施設。同時進行であるだけに、規約の締結にも難しさがありますね。

解説)12月10日(水)、前夜に自転車を山陽電鉄高砂駅に置いてきた為、じょうとンバスにて出社。やはり渋滞にて10分程度遅れてしまいましたが、このバスがあるとないとでは随分違い助かっています。

10時~は議会にて定例会。昨日も条例議案等の質疑が行われ、終了したのは16時頃。夕刻には通夜に参列後、補導委員の会合に出席し一日が終了です。

昨日の定例会では、平成34年に高砂市にて開始される予定の「広域ごみ処理施設」の件で、1市(加古川市)2町(播磨町、稲美町)が高砂市と締結する規約についてや、人事院勧告(国家公務員の給与を世間と比較し妥当性を検証した意見)に準ずる職員や特別職(市長、副市長)、市議会議員の、給与・報酬についての議案に対する質疑が行われました。

ごみ処理施設に関する規約の締結は一見、事務方でしっかり詰めていればそれ程難しいことではない様に思いますが、実は中々難しいかも。何故かというと素案が出来ていても、4つの議会が一斉に確認をし、何処かの議会で「異議あり」と修正の必要性が決められた場合、「これで良し」とした議会との間では齟齬が生じてしまいます。今回はそうならないことを望みますが、今後色々と2市2町や他市との共同事業が行われる可能性がある中、適切な進め方も模索していかなければなりません。


 


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