末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

〝拠点つぶし粉砕する〟 西郡支部大会で戦闘宣言

2016-02-19 06:39:16 | 生きさせろゼネストへ

■〝拠点つぶし粉砕する〟 西郡支部大会で戦闘宣言
前進 速報版 2016年2月18日 16:50

 全国水平同盟西郡(にしごおり)支部は2月14日、大阪・八尾市桂人権コミュニティセンターで支部員を中心に70人が結集して第3回大会をかちとった(写真)。国と八尾市の新たな住宅追い出し・更地化・八尾北医療センターつぶしに対して八尾北労組と団結して支部一丸となって総決起することを宣言した。
 基調報告に立った久原正子支部長は、16年前に闘って止めた医療センター東側の道路建設を再開させようとしている八尾市を怒りを込めて弾劾し、その狙いを暴いた。「朝鮮侵略戦争が切迫する中で、国と市は闘いの拠点である医療センターと八尾北労組、西郡支部をつぶしたい。そのために、道路建設で患者を行けなくし、近畿大学(市と結託し開発を推進)を使って新たな西郡全面更地化攻撃をかけてきた」「26カ所の保育所・幼稚園の五つの認定子ども園への統廃合、現業民営化として進められている八尾市800事業の丸ごと民営化、総非正規職化と一体の攻撃だ」。そして「国鉄闘争を軸に怒れる労働者とつながり団結を拡大していこう」と呼びかけた。

 提起を受けて白熱的な討論が行われた。
 「八尾北がなくなったら一番たいへんなのは高齢者や。つぶしたらあかん」「道路建設反対。星野文昭さんの闘いと西郡の闘いは一つ」「国はぼろぼろ。八尾市のウソとだましの家賃取り立てに払う必要はない。団結して生きていこう」
 八尾北労組の藤木好枝委員長は、「道路で分断して命を削るやり方と八尾北労組執行部は先頭で闘う。労組つぶしの団結破壊を打ち破る」と決意表明した。
 さらに発言が続いた。
 「市長を引っ張り出そう。若い子を増やし、闘いを継ごう」「16年前に止まった道路をいま通そうとするのはムラ全体をつぶすためだ」「8家族は国賠裁判で仮執行付き判決を書いた裁判長を引きずり出して闘う」「住宅闘争をやってきて、やっと八尾北労組と一緒に闘える。八尾北労組が闘いの軸に座ったとき全部が変わる。全力で支部建設・青年部建設に取り組む」「闘いの拠点があれば戦争は止められる。命と健康を守ることはすべてを守ることだ。八尾北診療圏に団結を拡大していく」
 全国水平同盟の平沼和典事務局長は、「道路建設・更地化は共同体をつぶし、闘いの拠点をつぶす攻撃。団結して闘えば勝利できる」と訴えた。
 大会には植木団地労働組合・全国水平同盟高槻支部と京都・ユニオン自立などの仲間が参加した。植木団地の労働者は「同じことが高槻の植木団地でも冨寿栄(ふすえ)団地でも起きている。西郡と一緒に闘う」、全学連は「更地化を進める近大の学生を組織する」と決意を述べた。
 最後に森本政二支部書記長の音頭で団結がんばろうを行った。
 西郡支部は2回の懇談会と地域全体の団地オルグ9と街宣を打ち抜き大会へ攻め上った。国鉄決戦を軸に八尾北・西郡決戦の闘いの火ぶたが切られた。(全国水平同盟西郡支部・植村清)

「A2―B―C」上映し椎名さんの話を聞く 広島

2016-02-19 06:20:29 | #すべての原発いますぐなくそう

■「A2―B―C」上映し椎名さんの話を聞く 広島
前進 速報版 2016年2月18日 16:44
 
 2月11日に広島市内でNAZENヒロシマ結成4周年集会を開き、「A2―B―C」を上映し、福島の椎名千恵子さんの話を聞いた。
 私はNAZENヒロシマのスタッフとして、宣伝、チラシのポスティング、当日の会場での受付など準備・運営にかかわった。イアン・トーマス・アッシュ監督が「上映中止」を打ち破り「再上映」にこぎつけたので、ぜひ、多数の人に見てもらいたく、また、「上映中止」の理由の一つにもなった、登場人物の椎名千恵子さんからの真実の話を聞いてもらいたくて、力を入れた。

 映画を観るのは映画館を含めて今回で3回目だ。今回は日本語だけを聞いて集中したせいか、5年の月日を経ているのに、福島の状況は何も変わっていないし、画面の中の子どもたちを見捨ててはいけないとのメッセージが強く伝わった。「避難・保養・医療」を掲げて内部被曝・低線量被曝と向き合う闘いをしている「ふくしま共同診療所」が今あることの重要さと、その持つ力の大きさを確信し、保養運動をさらに拡大していかねばとの思いを強くした。
 参加者の中には、映画は見ていて椎名さんの話を聞くために来た人もいた。NHKでも取り上げたイアン監督はどんな人か知りたかった。
 そもそもイアン監督と椎名さんの出会いが偶然であり必然であったと。上映実行委員会のクレームで「上映禁止」になり、そのダメージが大きくて、「カメラを網棚に忘れて1週間気が付かなかった」――こうした弾圧をのりこえて再上映。地域でも「上映を」という声が上がっている。
 年28日の保養が原則。子どもたちの母親も労働者。育児休暇がとれれば保養に行ける。保養休暇を労働組合がかちとる。すごく明るい展望だ。(広島 福井秀子)

JRは1047名を採用せよ 2・14国鉄集会 解雇撤回へ新国鉄署名開始

2016-02-16 22:59:49 | 国鉄全国運動

■JRは1047名を採用せよ 2・14国鉄集会 解雇撤回へ新国鉄署名開始
前進 速報版 2016年2月16日 16:20

 国鉄分割・民営化で不当解雇から29年の国鉄集会が2月14日、東京・すみだ産業会館で開かれた。国鉄闘争全国運動が主催した集会には620人が結集し、1047名の解雇撤回と採用をJRに求める新たな署名運動のスタートを宣言した。大恐慌が全面激化する中で、国鉄闘争はJRと直接対決する新たな段階に突入した。
6・30最高裁決定の地平
 国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回を求める裁判で、昨年6月30日、最高裁は上告棄却の決定を出した。これにより、動労千葉の組合員をJRから排除した「不採用基準」を不当労働行為と認定した東京高裁の判決が確定した。

 国鉄闘争全国運動が最高裁に突きつけた10万筆を超える署名が、この決定をもぎり取った物質力になったのだ。
 さらに、裁判の過程で、不採用基準は当時、経団連会長でJR設立委員会委員長だった斎藤英四郎が、現JR東海名誉会長の葛西敬之や元JR西日本会長の井手正敬ら国鉄幹部と共謀して策定した事実も暴かれた。
 不採用基準が不当労働行為であり、その策定にJR設立委員長が加担している以上、不当労働行為の責任はJRにある。
 国鉄闘争全国運動は、国鉄改革法の根幹を打ち破り、国鉄改革法に屈服してきた体制内派の敗北主義をも根底から粉砕する地平に到達した。
 2・14集会は、このことを確認して、新たな国鉄闘争に打って出ることを宣言した。この集会から開始された新署名運動は、安倍の戦争・改憲の攻撃と労働法制大改悪に立ち向かう労働者の結集軸だ。それは、動労総連合を全国に建設することを基軸に、階級的労働運動をよみがえらせる決定的な武器になる。そして、新署名運動には労働者階級全体を獲得できる正当性と展望がある。
 集会では、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の花輪不二男さんが開会あいさつに立ち、「最高裁は昨年6月30日の上告棄却決定で不当労働行為を認めざるを得なくなった。残っているのは1047名の解雇撤回だ。この集会を期に新たな運動を展開し、10万を上回る署名を集め、敵の最後の論拠を粉砕しよう。戦争に向かう安倍を許さず闘おう」と訴えた。
 連帯あいさつを三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原富夫さんが行い、3・27三里塚全国集会への結集を呼びかけた。
 動労千葉顧問弁護団の鈴木たつお弁護士は、JRを追い詰めている動労総連合強制出向無効確認訴訟の重要性を強調した上で、戦力不保持を定めた憲法9条2項の廃止まで公言する安倍と対決し、7月参院選を新たなな労働者の党をつくり上げるために闘いぬくと宣言した。
 動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士は、昨年6月30日の最高裁決定で不採用基準自体を不当労働行為と認めさせたことの重大さを強調し、不採用基準がJR設立委員が加担して策定された以上、不当労働行為の責任はJRにあり、JRは動労千葉9人だけでなく1047名を採用する法的義務を負っていると力説した(要旨別掲)。
 動労千葉の田中康宏委員長は、「闘いはJRを直接相手に解雇撤回を求めるところまで前進した。ここから新しい闘いが始まる。今からが勝負だ」と訴え、「戦争法と労働者派遣法の大改悪で時代は大転換した。その中で新署名で無数の怒りを結集し、新しい労働運動の芽をつくろう」と呼びかけた(要旨別掲)。
 国鉄闘争全国運動呼びかけ人の山本弘行さんは、不採用基準はJR設立委員の斎藤英四郎と国鉄幹部だった葛西敬之、井手正敬の共謀によって作られた事実を暴いたことの重要性を強調し、「国鉄分割・民営化に最後の決着をつける闘いを」と声を強めた。
動労総連合の登壇に沸く
 1047名解雇撤回闘争の当該が満場の拍手を浴びて登壇した。
 動労千葉争議団の中村仁さんは「解雇撤回をかちとらなければ青年労働者はもっとひどい状態にたたき込まれる。何としても解雇を撤回させる」と決意を示した。
 国労闘争団の成田昭雄さんは「分割・民営化で200人の命が奪われ、労働者の家族はばらばらにされた。分割・民営化でやられたことをすべて敵にたたき返す」と熱い思いをほとばしらせた。
 韓国の鉄道労組ソウル本部と民主労総ソウル地域本部から集会へのメッセージが紹介された。
 合同・一般労組全国協の小泉義英事務局長は、派遣法改悪に際してなされた付帯決議によって労働者の権利は守られるかのように言う体制内派を批判して、「派遣法撤廃と言い切ることが重要だ」と訴えた。
 動労水戸の石井真一委員長は、ライフサイクル強制配転粉砕の闘いはJR水戸支社と東労組を根底から揺さぶったと報告し、外注化粉砕、常磐線全線開通阻止へ闘いぬくと表明した。
 動労総連合の各組合が決意を述べた。
 動労千葉幕張支部の山田護支部長は「ストを配置し総力で外注化を粉砕する」と宣言し、CTS(千葉鉄道サービス)所属の動労千葉組合員は低賃金への怒りをたぎらせつつ、CTSで組織拡大を実現すると発言した。
 動労連帯高崎の漆原芳郎副委員長がTTS(高崎鉄道サービス)での大幅賃上げ獲得を掲げて春闘を闘うと表明した。
 動労水戸大子支部の組合員は「ライフサイクル強制配転との闘いはまだ終わっていない」と述べ、外注化粉砕、常磐線全線開通阻止へ闘う決意を示した。動労神奈川の中村幸夫委員長と2人の青年組合員が、青年組合員に対してかけられた解雇攻撃を粉砕し必ず職場に戻ると宣言した。
 全逓労働者、群馬合同労組中央タクシー分会、全学連の斎藤郁真委員長の決意表明が続いた。
 動労千葉の川崎昌浩書記長が集会をまとめ、新署名運動への総決起と外注化・非正規職化粉砕へ春闘をストライキで闘うことを訴えた。
 国鉄闘争全国運動は勝利の展望を握りしめ、確信も固く新たな挑戦を開始した。

三里塚一斉行動、芝山町全域で第3滑走路阻止訴える

2016-02-12 07:16:05 | 学生運動




■三里塚一斉行動、芝山町全域で第3滑走路阻止訴える
前進 速報版 2016年2月11日 12:33

 三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は2月7日、第34回目の空港周辺地域一斉行動を行った。この日の闘いは、第3滑走路建設阻止の宣伝を軸に、芝山町を重点対象として行われた。2月14日に、町議会議員選挙の投票が行われる。その1週間前に行動日を設定し、第3滑走路建設を選挙の焦点にさせようという狙いだ。
 朝8時30分、いつもと同じく成田市天神峰の市東孝雄さんの離れに、通常より多い約30人の同盟・支援が集合した。事務局員の萩原富夫さんが行動の趣旨を提起した。「芝山選挙が近いということで、いつものサイクルより1週間前倒しして取り組む。1月28日の市東さん署名最高裁提出行動は大成功だった。3・27全国集会も近いのであわせてがんばろう」

 市東さんが続いて、地域の情勢について解説した。「この一斉行動は地域住民に確実に影響を与えている。『同盟ニュース』は読まれている。その結果、第3滑走路計画はそう簡単にできる情勢ではないところに追い込んでいる。第3滑走路計画は阻止できる。一軒一軒会話を心がけ、計画のひどさを説明してほしい」と訴えた。
 芝山町を中心に割り当てられた担当表に従って、それぞれが自分の地域に出発して行った。
 事務局員の伊藤信晴さんは芝山西部、南部を回り地域住民と話し込んだ。「第3滑走路で予定地の菱田が廃村化すれば、他の地域の農家が負担している成田用水の分担金が増える。これは農業切り捨てそのものだ。今の相川(勝重)町政は、農業のことをまったく考えていない」と怒る町民と会話をした。また、4000㍍A滑走路と2500㍍B'滑走路にはさまれた「谷間地域」の住民が「これ以上うるさくなることは認められない」と憤まんをぶつけた。
 婦人行動隊の宮本麻子さんは、芝山東部を回り「以前回った時と比べてが荒れているので心が痛んだ」と空港による地域破壊への怒りを語った。ある家で「空港反対派(石毛博道らのこと)がなぜ第3滑走路推進に回っているのか」と抗議された。宮本さんは「反対同盟は50年間闘い続けています。石毛さんらは闘いを裏切った人たちです」説明して理解してもらった。
 事務局員の太郎良陽一さんは、南部の「谷間地域」を回って市東さん署名3筆を集めた。
 反対同盟、支援は丸一日奮闘し午後4時30分、市東さん宅離れに再集合した。それぞれが成果を報告し合った。この日『反対同盟ニュース』を届けた家の数は実に1300軒。芝山町全体の約7割だ。参加者一同が一斉行動の規模の大きさをあらためて確認した。獲得した署名は12筆、賛同署名が3筆。
 また今回、第3滑走路の予定地を示すカラーコピー地図をそれぞれが持参したこともあって、「説明がしやすかった」との報告があった。いくつかので第3滑走路にむけた町の説明が予定されていることが報告された。『反対同盟ニュース』第29号は、成田市久住地区でB滑走路の延長に怒る住民の動きが始まったニュースを掲載した。
 第3滑走路計画を阻止する闘いの地熱はいよいよ高まっている。大きな成果を共有し、次回行動日を3月13日と確認して行動を終了した。(O)

全国労組交流センターが定期総会

2016-02-12 07:12:06 | 学生運動

■全国労組交流センターが定期総会
前進 速報版 2016年2月11日 12:16
●1千人会員組織化へ
 全国労働組合交流センターは2月6~7日、東京都内で第23回定期全国総会を開いた。労組交流センターが1千万人の労働者を相手に組織戦を展開し、ゼネストを実現できる組織へと飛躍する歴史的な総会になった。
 飯田英貴事務局長が開会の辞を述べ「ゼネストを組織する交流センター運動へ。動労総連合と合同・一般労組全国協の建設を軸に1千人会員組織化を。2・14国鉄集会を突破口に労働法制大改悪と闘う春闘へ」と討論の方向性を提起した。田中康宏代表運営委員は「昨年の戦争法制定と労働者派遣法改悪で時代は一変した」と強調した。

 星野全国再審連絡会議の星野暁子さんが連帯あいさつで、「星野闘争は国鉄決戦を始めとする労働者の闘いと一体だ」と述べ、今年を星野文昭さん奪還の年にと訴えた。斎藤郁真全学連委員長は「次世代を担う者として労働者とともに闘うことに学生の未来がある」と述べ、7月参院選が衆参ダブル選挙となった場合には自身が衆院選に立候補して闘うと宣言した。
●労働の誇り取り戻そう
 運動方針を辻川慎一代表運営委員が提起した。辻川代表はまず、「新自由主義が破綻する中で、支配階級は一切の人間関係、労働者の団結を破壊し社会を解体する攻撃をかけている。他方、これへのすさまじい怒りが蓄積されている」と述べた。そして、国鉄分割・民営化に反対した動労千葉の2波のストに触れ、「動労千葉の組合員は特別な存在ではない。労働者階級は闘う労働組合と信頼できる指導部があれば必ず立ち上がる。今の時代にゼネストを実現することは可能だ。動労千葉30年の闘いはこれを示している」と訴えた。
 さらに、「16年は人類史的な転換点にある。自由、平等、博愛を掲げたフランス革命以後の社会はブルジョア社会でしかなく、人間が解放され、共同性の中で個が内的な発展を実現できる社会は労働者の闘いによってしかつくられないことをマルクスは明らかにした。人間の根底的解放と無縁なものは階級的労働運動ではない。労組役員が労働者の面倒を見るというのは体制内労働運動の発想だ。労働者が主体的に立ち上がった時、それはどんな反動によってもつぶせない。一人ひとりの闘いに仲間が獲得され、ともに階級として育っていく。階級的労働運動の神髄は、自分を全的に解放し、仲間とともに自分を歴史と社会の主人公に打ち立てることにある」と提起した。
 そして、「労働を低めることと徹底的に闘い、労働の誇りを取り戻すことが労働組合の役割だ。非正規の青年は、同僚や先輩とともに困難をのりこえて1人前の労働者になっていく関係すら奪われている。人間的共同性を取り戻せるのは労働組合だけだ」と力説し、マルクス主義を復権させることの死活性を訴えた。
 直ちに白熱した討論に入った。動労総連合や合同・一般労組、4大産別での闘い、とりわけ非正規の青年労働者との結合をめぐる実践と苦闘の中から、階級的労働運動とは何か、ゼネストを指導できる組織のあり方とは何かをえぐりだす集中的な討論が続いた。
●本当に勝負できる時代
 総会2日目の冒頭、田中代表運営委員があらためて方針提起に立ち、「時代はゼネストを求めている」と述べて、韓国・民主労総の闘いから学んだこととして次のように提起した。「ハンサンギュン委員長の執行部が発足した時は、ゼネストは簡単にできないという声が民主労総の中でも多かった。しかしハンサンギュン執行部は、パククネとゼネストで闘うと言って執行部に当選した以上、それを絶対にやりぬくと言って譲らなかった。委員長を先頭に現場を回り、必死にゼネストを訴えた。それが民主労総全体を獲得し、ゼネストを闘いぬくことで社会全体を獲得した。その決意をわがものとしよう」
 さらに、「国鉄闘争はこれからが本番だ。これまでの延長ではない新しい解雇撤回闘争を開始する」と宣言し、「昨年の安保戦争法制定と労働者派遣法の改悪で歴史はまったく違う段階に入った。さらに労働時間規制の撤廃と解雇自由が狙われている。この攻撃と対決するためには国鉄闘争を継続する以外にない」「われわれが本当に勝負できる時代に入った。労働運動のリーダーを生み出すことに全力を尽くそう」と呼びかけた。
 『月刊労働運動』編集部から機関誌を軸とした組織拡大の訴えがなされ、労働運動の指導部を形成するものとして動労千葉労働学校への結集を呼びかけるアピールが行われた。
 7月参院選に立つ鈴木たつお弁護士が発言し、日弁連会長選挙で高山俊吉弁護士が5千近い票を獲得し、労働者人民とともに闘う弁護士の団結をつくり出したと報告した。また、安倍が国会で9条改憲をも公言し始めたことに警鐘を乱打し、7月参院選を新しい労働者の政党をつくるために闘いぬくと宣言した。
 討論のまとめで辻川代表は、「労働者は守られる存在ではなく自ら立ち上がる存在だ」と再度強調した。田中代表は「動労総連合と合同・一般労組全国協の建設を軸に、4大産別にこだわって勝負をかけよう。闘いの最初の出発点は2・14国鉄集会だ」と訴えた。
 方針を全体の拍手で確認し、星野文昭さん奪還、改憲阻止・安倍打倒の衆参選挙決戦への総決起、動労総連合建設を軸にゼネストを組織する交流センターに飛躍するの3本の特別決議を採択した。労組交流センターは歴史的な総会で強固な団結を打ち固め、本格的な決戦に躍り出た。