基本的にウディ・アレンの映画は大好物で、一作として「つまらん」と思った作品はなかった。
そんな僕だが、最新作の「マッチポイント」は、色々な映画評にかなり好意的に取り上げられており、いつもにもまして期待が高まっていた。公開初日に映画を観にいくなんて相当久しぶりだが、とにかく今日早速観にいってみた。
結果はもう期待以上。映画って期待しすぎていくと、たいてい裏切られるけれど今回はもう高まっていた期待の3倍くらいの感じ。いかにもウディ・アレン、という感じの演出とか登場人物がありながら、普通のエンターテイメントとしての仕上がりも一級だった。映画の端々で見え隠れする皮肉っぽさはいつものアレン風なんだけど、本人が出演していないからだろうか、意外と抑制が効いていた気がする。逆に蓋をしているからこそ、隙間からぐつぐつと皮肉が吹き出るように湧いてきていて、そんな矛盾した感じにずっと痺れまくってしまいました。
特に最後のどんでん返しと、そのための複線としての冒頭のシーンとかは圧巻。単純で分かりやすくてでも気が利いている、というのは簡単に出来ることではないだろう。70歳でこんな映画作れるなんてほんと感心した。
そんな僕だが、最新作の「マッチポイント」は、色々な映画評にかなり好意的に取り上げられており、いつもにもまして期待が高まっていた。公開初日に映画を観にいくなんて相当久しぶりだが、とにかく今日早速観にいってみた。
結果はもう期待以上。映画って期待しすぎていくと、たいてい裏切られるけれど今回はもう高まっていた期待の3倍くらいの感じ。いかにもウディ・アレン、という感じの演出とか登場人物がありながら、普通のエンターテイメントとしての仕上がりも一級だった。映画の端々で見え隠れする皮肉っぽさはいつものアレン風なんだけど、本人が出演していないからだろうか、意外と抑制が効いていた気がする。逆に蓋をしているからこそ、隙間からぐつぐつと皮肉が吹き出るように湧いてきていて、そんな矛盾した感じにずっと痺れまくってしまいました。
特に最後のどんでん返しと、そのための複線としての冒頭のシーンとかは圧巻。単純で分かりやすくてでも気が利いている、というのは簡単に出来ることではないだろう。70歳でこんな映画作れるなんてほんと感心した。