analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

M.F. A100 今度はアナログを 1/2

2023-08-08 00:02:44 | MF A100

何となくこのアンプが見えてきたのでアナログを詰めてみる。

いまはトーレンスにDL103FLをアンプのMCポジションで聴いている。

ワイドレンジっていうかパリパリの薄い音。

 

日本を混ぜないでオールヨーロッパにしてみよう。

あ、スピーカーはDS‐3000ね。

思い切ってSYNERGYを繋いだ。

イギリスにも有名なカートリッジが有るのでデンマークを想定したかどうか。

これが結構良い。

 

 

ふと思った。

1:2のトランス、A‐81をかましてみよう。

A100のフォノ入力インピーダンスはMCで120Ω

SYNERGYの推奨負荷は10~50Ωだ。

一応入ってる。

これで音出ししたら余計薄くなって低音が無くなった。

 

 

今度はSYNERGY昇圧トランスを繋いで音を太くする。

Mc千をかましてみたら、これが当たり。

内臓のMCポジションとはえらい違いになった。

が私にはこちらが好みだ。

へぇ~~。

 

20230804

コメント

musicalfidelity A100 その5/5

2023-08-07 00:09:02 | MF A100

それでは再度鳴らす。

LPのアイネクライネナハトムジーク。

ワルターの物。昔は良く聴いたな。だいぶゆっくりな演奏だが、遅いとは感じなくつまらなくもない。

丁寧に演奏してる。

バイオリンに少しキツイ感じが残るが、他は香しい、麗しい感じの鳴り方。

こういう色気、日本製には無理だろうなぁ。

低音っていうか弦バスなんだがブォンと心地よい。

 

 

例えば、ソニーのTA‐FA7ESとどちらを取るか?

MFだろうな。

強烈な個性は無いが、さらっと随所に優雅な部分が垣間見える。

「音色を作る」

これだ。

今後の私のアンプの方向性。

ああそうか、カートリッジはデンオンだけど、タンテがトーレンス。

ドイツ製のやつかもしれないが、元はスイス。

カートリッジをデンマークにしたらまた違うのか?

妄想は尽きない。

 

20230803

コメント

musicalfidelity A100 その4/5

2023-08-06 00:05:32 | MF A100

そろそろ落ち着いてきたかなとレコードを鳴らしてみる。

最初の一音は焦った。

低音が無くこじんまり。さらにキツイ。

が、10分ぐらいでぱぁっと広がった。

キツイ感じは残っているのでラインハルトのハープシコードを掛けた。

これが調子いい。

 

 

天板が昨日より熱く感じる。

部屋が暑いからか?

でも温度計は昨日と変わらない指示値。

さらにボリュームの部をつかむと小さい振動が有る。

なんじゃこりゃ。

ボリュームの固定が緩かったのやファンのバッフルが変形してファンに当たってた、って、わざとやってたのか?

また中を見てみよう。

振動を確認せずファンバッフルを外して電源を入れた。

思ったほど振動してないな。

バッフルを付け直したらボリュームの振動が小さくなった。

待ったくのゼロにはならないが、まあこのくらいなら。

バッフルのネジが緩んでたのかな?

 

20230802

コメント

musicalfidelity A100 その3/5

2023-08-05 00:03:15 | MF A100

musicalfidelityのA100、さてその音は?

4日ほど鳴らしたが、そろそろ落ち着いたかな。

最初のころとそんなにイメージは変わってない。

掃除したせいか、音がしっかりして雑味が無くなったように思う。

何事も中庸。そんな感じ?

声はクリアではない。

高域は抑えめ。

広がりはほどほどだが十分。

低域は弾力が有って心地よい。

そんな感じで中音が張り出したイメージ。

つかみどころが無い。

ただ、私の嫌いなつるんとした感じがしない。

まあこれは差動アンプでアレルギーが抑えられたのかもしれない。こんな薄っぺらいアンプでこの音だ。

国産の馬鹿でかいアンプは何にお金かけてるの?

考えてみればTA‐FA7ESと同じ価格帯。

 

 

2mほど前に出てみた。

いわばニアフィールドリスニング。

これだ。

声のぬくもり、コーラスの暖かさ?安堵感?

設計者はこれをやりたかったのだと思う。

なるほど。

 

20230801

コメント

musicalfidelity A100 その2/5

2023-08-04 00:07:24 | MF A100

musicalfidelityのA100を鳴らしているのだが、天板が熱い。これは異常。

セレクターも音切れする。

一回中を見てみる。

 

まず難関なのが天板の取り外し。

ネジ二本外したのでは天板が動かない。

これは多分出力段のヒートシンクを天板にシリコングリスで張り付けてる。

その間にマイナスドライバーを差し込もうとするが入らない。

仕方ない、天板を貫通してヒートシンクにネジを緩く差し込んでネジの頭を叩いたらはがれた。

奥にファンが見えるが、手で回そうとしたら回らない。

よく見るとなんかおかしい。

アルミのバッフルが変形してファンに当たってる。

FAN

こんなとこ、蓋を取らないとぶつからない。

人の手が入ったと想像する。

もしファンが回らなかったら返品だ。

しかしアルミバッフルを修正したらファンは回ってしまった。

 

次にセレクター。

ヒートシンクを貫通したシャフトがセレクターを切り替える。

そのシャフトは錆サビ。

見えないところのおしゃれ?無駄むだ。

セレクターには洗浄剤を吹きかけ、くりくり回した。

最後に接点グリスを塗布。狭いので全部塗れたかは不明。

 

 

二つあるノブを回して掃除をしたら、ボリュームが動いた。

ネジを締め直すのにノブを外したら、無垢だった。

 

締め直して終了。

 

 

天板の傷が気になったので艶消し黒で塗装した。

 

 

電源部を見ると、すぐ後ろにスピーカー端子。

日本では考えられないつくり。

でも音には差し支えない。合理的な考えのもと、設計されたと思う。

ただ、トランジスタに電流ながしすぎじゃないの?

まあ、マイケルソンさんらしいので何か考えあるのだろう。

さて、音は出るのかな?

 

20230731

コメント

musicalfidelity A100 その1/5

2023-08-03 00:00:56 | MF A100

姉がアンプ購入を考えてるという。

いま使ってるアキュフェーズE305の片方の音が小さい、ノイズが出るとのこと。

スピーカーがロジャースLS3/5a

CDプレーヤーがmusicalfidelity CDT

タンテがマイクロBL‐71

カートリッジがDL‐103。

前から考えてた。

次はmusicalfidelityのアンプ。

A‐1辺りが良い。

これで英国システムがCDで揃う。

この社のアンプでLS3/5aを鳴らしてる人はいなさそうだ。

どっちかというとTANNOYが多い気がする。

今思い出した。

昔エジンバラをmusicalfidelityの大きいアンプで鳴らしてた店を。

パリパリの音だった。

なんかお店の人にひどいことを言った記憶が有る。

 

 

姉にヤフオクの商品を紹介し、入札後、入札金額がさらに上がったのでやめた。

その後A100を姉がネットで探してきた。

ただ、天板の傷がひどい。

フロントパネルが奇麗だったら良しとしたい。

お店で試聴し決めてきた。

 

 

いま、私の部屋で鳴らしている。

ソニーのTA‐FA7ESに似た感じだが、こちらの方が音が元気だ。

ただ、中音にキツイ感じが出る。

真空管アンプでも気になってた。

もしかして、スピーカーの問題?

駆動力はソニーといい勝負。

なんか全体にトロン、というかヌルンというか、音色が有る。

これが有機的に作用してるのか、私の嫌いなつるんとした感じがしない。

メインも鳴らせるが、サブとしても面白いシステムだ。

 

 

それにしても子のアンプ、天板が熱くなる。

温度計は55℃で振り切った。

多分70℃程にはなってる。

 

20230730

コメント

日本製について その3/3

2023-08-02 20:06:40 | その他

自動車、オーディオときて、工業製品について。

 

日本の送風機の選定について、オカシイと思う。

送風機はまず最大の時どのくらい風量が必要か?で決める。

そして通常時にどれだけダンパーを絞って使うか?

送風機は最大風量で効率が高くなる。

それを絞ってわざわざ効率の悪いところで使う。

こんな使い方、良いのか?と思っていた。

 

フィンランドの設計に触れたことが有った。

彼らはインバーターを60Hzではなく100Hzで選定する。

日本人は「そんな馬鹿な」と言っていたが、私はどんな考えだろう?と否定はしなかった。

理由はこうだ。

通常使用時の一番長く使うときはインバーターが60Hzで運転するように設計・設定し、もし最大必要な時はインバーターで回転を上げる。

そうだよな。

そして彼らはいまだにカテゴライズした中での選定をする。ここから個々の風量範囲ではこのインペラを使う。ケーシングは多少大きくてもそのまま使う。

日本は一品製作だ。それに合わせてぴったりの物を作る。

どちらが安いかは明らか。

日本製は3~4割は高価かった。

在庫を持たないので壊れたときは南無さん。

 

フィンランドのインペラが割れたときが有った。

明後日には代替品が到着。

以前は日本もこうだった。

わざわざめんどくさくして製品の価格を上げる。

これでは日本は海外に取り残される。

 

すべては政府の税金を取るシステムが悪い。

オーディオはこの被害はあまり受けて無さそうだ。

 

20230730

コメント

日本製について その2/3

2023-08-02 14:05:08 | その他

前回ハイブリッド車について批判的なことを書いた。

今回はオーディオについて。

 

ミュージカルフィデリティの機器を使って思った。

日本の機器は間違っている。

蓋のネジを増やして意味あるのか?

インシュレーターに高価なものは必要か?

以前雑誌で、「筐体の剛性を上げると音が良くなる」とあった。

へえ、そんなもんか、と思った。

アンプを作ってて、蓋を閉めないほうが音が良い気がする。

インシュ―レーターは私の経験ではCDではどれも変わらない。

みんな手間賃を増やすだけ。

過去の廃れたデバイスは使わない。

真空管にトランスを使った機器は音が好み。

放熱は天板を使う。わざわざヒートシンクなんて使わない。

 

日本はなんて国になってしまったんだ。

 

20230730

コメント

日本製について 1/3

2023-08-02 00:00:47 | その他

最近の日本(製)について思うこと。

 

※今回(三回分)の内容はオーディオに限らないし、不愉快な内容が含まれますのでご了承ください。

 

まず、値付けがおかしい。

バブル期の低価格品もおかしかったがあれは努力の結果だった。

その反動か、株式の問題か、今は反対に高くなっている。

その値付けの順番がおかしいのでは?と勘ぐってしまう。

まず、この価格で製品を作る。内容はそれに合わせる(削除する)。

以前は製作してみてこれくらい掛かった。ならこれこれを削減しよう・・・

そんな手順だったと思う。

これだと時間・手間がかかってしまう。

よってこの手法が廃れたと思っている。

 

これには社外の圧力がかかわっていると推測する。

もちろん無駄を省くのは良いが、大切な部分を置いてきたのでは?といつも思う。

 

例えば自動車。

私はハイブリッド車には否定的だ。

今はもう少し高い効率の物もあるらしいが、エンジン効率を45%とし、モーターの効率を95%とするとどうだろう?

モーター分の重量をエンジンで賄う。

減速時の発電で取り返す。

機械(電気)には損失が付きまとう。これをゼロにするには不可能。

エンジンにプラスした、モーターの摩擦損失・重量・電気効率を取り返せるのか?

これはエネルギー保存の法則に反してないか?

目的は燃費ではない、排出ガスの方だ、というものもある。

 

自動車の高効率化は、軽量化・エンジン単体の高効率化、だと思う。

アトキンソンサイクルは高効率だがそれだけでは実用ではない。

 

先日軽自動車のハイブリッドを試乗した。

恩恵は、少し強く加速するときのみ。

軽にしては車格が大きいのでそれを相殺。燃費はそれ以下。

そうするとこの車の存在意義は?

一番大きな問題、高速道路では発電しない。

 

価格を上げるためのギミック?

もう少し本質を見極めたい。

 

20230730

コメント

MusicalFidelity CDTについて その2

2023-08-01 00:01:42 | その他

ミュージカルフィデリティ CDTのスペックを調べた。

が、見当たらない。


出力レベル 2.35V
出力インピーダンス 200Ω
外形寸法/重量 W408×H65×D250mm/4.2kg or 6kg

ピックアップは三洋電機製。

1992年発売。

一般的な機種より出力が高くインピーダンスが低い。

が、この辺も定かではない。

 

姉が購入したのは確か1995年。私のDS‐3000と一緒に買った。

1992年のドイツマルクを80円とすると、144、000円。

確か倍近い価格で買った記憶が有る。

 

後は実際触ってみた感想。

構造は日本では考えられない。

足はゴム製で底板に出っ張りを差し込む。

筐体、ネジは鉄製。留め方は、片方を躯体の別の部分に引っ掛け反対側をネジで固定。

トランスはトロイダル。

DA変換素子は不明。

CDトランスポート位置は真ん中ではなく微妙に左寄り。

フロントパネルは下半分がスラントしている。

電源スイッチは丸の下半分で、上半分は赤いパイロットランプ。

 

今では理解できるイギリスの合理性。

音質にあまり影響ないものは合理化。

このあまり影響ない、って部分は私の経験からこの機種の簡略してる部分。

大事と思われてる部分は「なるほど」と投資している。

 

当時のオーディオ紙で毒されててこんな構造は音が悪い、っと思い込んでいた。

当時の評価も余り良くなかった。

 

 

 

あれから30年か。

当時のある雑誌記事は日本製礼賛だったが、考えが随分偏っていたと思う。

今聴くとこういう海外製品も 「あり」 かと聴くようになった。

雑誌に騙されてた?とも思うが恨みは無い。

そういう感想もあるよな、と参考程度に今も読んでいる。

 

20230730

コメント