analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ちょっと寄り道

2018-01-07 00:07:20 | システム

SL15EをエスピーユーのアルミGシェルに入れたものが思いの外良かった。SYNERGYがもっさりに聴こえる。そこでSYNERGYのエンジンを取り出し、SME312に取付けて聴いてみた。スピーカーはBOSEの301Vだ。

キレが悪く、高音も伸びず、どうしたものか、と思ってたが、声楽を掛けたら良かった。ただ、面白みが無いかも知れない。これだったら専用シェルに入れて使った方が良いかも、頭をよぎる。

ペア・ウィンフェルド氏の最後の作というSYNERGY。樹脂シェルに2Ω0.5mVのエンジン。エスピーユーでは突然変異にも思えるこの機種。名機なのではないか?

過去に名機というのは沢山ある。最近ではアヴァンギャルド、Vivid Audio、などは後世に残るスピーカーではないか。他に最近の機種で名機はあるのか?#7のように語り継がれるような機種は。当時これを買っていたら資産(今売れば儲ける:下衆な考え)になるのでは?なんて機種だ。まあ、お金のことは置いといて、そう言うものを見極める 「眼」 は私にはあるのか?なんて最近考える。

そういう意味ではSYNERGYがそうではないか?などと考える。まあ、私の場合、シェルを破損させてエポキシで固めてしまったが、

値があるのはエンジンだと思う。往年のエスピーユーの音では無いかも知れない。でもHPなどの評価を見ると上々なのだ。

最初はEMINENTに対抗して買ったSYNERGYだが、よくこんなもの買ったものだ、と思う。シェルを壊したり、針を曲げたり、ぶん投げて捨ててしまおうか、と思ったときも有った。捨てなくてよかった。



これをBOSEの301Vで鳴らしてるのだが、これがまた微妙なのだ。

高音が伸びず、中音はこもってる。しかし、中低音の、解像度ではなくニュアンスが良く分かる鳴り方。決してオーディオ的には満足いかない鳴り方なのだが、なんか良い。かつてSTEREOSOUND誌において301MMがベストバイになった事があったと思う。これを思い出し、「この音がいい音なんだ」と思い聴き続けている。まあ、フルレンジにツイーターのようなシステムなので、下は伸びないが、それらしく鳴る。先ほど、良くレコード屋で聞いた臨場感が少し出た。やっぱ音量上げて、後ろのツイーターも鳴らしてやらないといかんのだなこのスピーカーは。

懐かしさとも違う、なんとも心地の良い雰囲気を思い出させる、何か、を出すスピーカーだ。決してメインには成り得ないのだが手放せない。



繋いで2,3日経った。中音のモヤモヤが少し減った。キレも少し出てきた。しっとりしたポップスが良い。Humansystem(TM Network懐かしい)を掛けてるが、心地よい。

アンプはソニーだ。もともとBOSEはアンプをソニーに作らせてたらしい。1705がそれだ。相性は悪いはずないと思ってたが、良い感じだ。そういえばスピーカーも1年以上鳴らしてなかったので寝ぼけてるんだ。少しづつキレが出てきた。水分も飛ばしてやる。ストーブの効いた部屋で。

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