analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

103FL

2014-04-15 00:39:39 | カートリッジ

AP-1PHの次はデンオンDL103FL。

これは大学の時、姉が103無印を買う、とか言い出したので、私も一緒に買ったもの。当時は此れがシリーズ限定販売だった。ボディはセラミックで無印より硬い。その前に103SLと言うのが出ててどこかの雑誌で絶賛だったので躊躇なくこれにした。インピーダンスは30Ωと103シリーズでは異色。そいや一時期103LCⅡも持っていたがあれも13Ωと異色だった。

何故かホッとする音。聴き込むのには物足りないが、リラックスするのにはいい。こんなに華奢なデンオン純正シェルも良い感じ。尤もアームがSME 3012R だからかも知れない。思えば此れを買った当初は、押さえ付けられた、大人しい音、と思った。当時V15 ⅤMR に傾倒していたので、一個は持ってたいMC 、程度だった。それが3012R を自分なりに追い込んでならしたら良さを発揮した。特段良さは無いが、欠点がまるで無い。強いて言えば響きがよい。漂い包まれる。高音はしゃきしゃき、中音はどっちかと言えば柔らかい、が中庸、低音は最下部は無いが広がり過ぎず存在感は薄い。しかし全体ではバランスは良く取れている。全体にうっすら霞んでいて(春霞!?)良い響きを出している。前後感は無いが此はうちのシステムの欠点と思う。声は多少固い迄は行かなくても柔らかい感じはしない。若く聴こえる。共振の様な響きは良く出る。余韻の様な響きも多少不自然化も知れが、心地よく出る。概して非常にバランスが良く、CDプレーヤーのDCD1600を思い出す。みんな此処まで使いこなさないで諦めるんだろうな~と思うと勿体なく、不幸なカートリッジかも知れない。もしメインのEMINENT が終わったら、メインの座を射止めるのか?その時はオーディオ辞めるかも知れないと思う。私のシステムはEMINENT が無いと画竜点睛…EMINENT に合わせてチューニングしてある。・・・画竜点睛は言い過ぎだった。

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RCAケーブル比較

2014-04-14 00:00:23 | ケーブル

ケーブルのテストをしてみる。まずはリファレンスの8N-A2080。全体に薄い・透明なセル画のような音だが、クリアで余韻の綺麗な響き。上下の伸びも申し分ない。以降の試聴で感じるこのケーブルで感じる広がる響きは位相差感の様な気もする。

YSC2075。以前使ったことが有るが断線、プラグをばらしスポット溶接を半田付け?と思った。線材はESC-OCC。当時は凄く有機的に聞こえ良かった。現在の評価はあまり広がらず、声が飛び出し元気に聴こえる。中々大した音である。抜けはわずかに落ちる。

テクニカのピンプラグと6NAWG18の自作。トライガード巻。解像度は最高と思ってたが、8Nを聴くと若干抜けない。しかしわずかに音が濃くなる。

ソニーHiFi CONECTING CORD。型番不明の小豆色。価格は安いが高価な物に対抗できると思ってた。今となっては若干抜けない。音色は悪くない。

NEUMANのコードにSMEのピンプラグ。刺激的な音は出さず中音が濃い。上下は伸びない。質感は一番肉感が出ると思う。声は年齢が上がったよう。ドイツのケーブルらしいが考え方が日本と違うと思う。

最後に確認の為もう一度8N。接触不良でバチッ。アンプが気絶した。再開。音量が上がったよう。透明感=質感の薄さ、きわどい音作り。それでも私はこのケーブルが一番。8Nに参ってる。しかしWRアンプはケーブルの違いを思ったより出さない。

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TAC-1その4

2014-04-13 00:54:26 | CfD‐2 (TAC-1イミテーション)

1.TAC-1のVR交換とTAE-3 歪む。

2.TAC-1のVR交換とTAE-4 異常無し。

3.TAC-1のVR交換と上杉プリのEQ ハイ上がり。

4.上杉プリのプリとTAE-3 異常無し。

以上より、TAC-1が怪しい。 TAC-1のVRを東京光音にしてみる。歪む。そこで思いついた。違うとすればVRの結線と。入力はVRの摺動端子、出力は固定端子。この結線ではEQの負荷となる抵抗値が変わってしまう。センティシブなTAE-3には反応してしまったのだろう。

配線を直し音出し。上手くいった。なんて事か。今は慣らし中。 ここへ来て、VRの抵抗値の意味を解った気がする。以前は250k→100k→30kΩと変更したが、違いが判らなかった。今ではチューニングが進み違いが解りやすくなったか。

故上杉氏が言ってた安定度。其れがここにあると思う。このプリのVR配線はいい加減だった。それでも音になってた。VRの一番と二番が入れ替えて有った事も有ったと思う。

いや、解りやすくなったのではなく、どのような違いかが解るようになった。経験値かと。

VRの抵抗値は、後段の負荷=フラットアンプ初段真空管の必要な負荷。と思う。VRの抵抗値によって前段へ影響が有る(EQの発振)、のか、後段に影響が有る(フラットアンプの発振)のかは解らない。 予想では、EQの発振と思う。音量の大小にかかわらず歪んでいたから。

このVRの抵抗値については長年疑問だった。各HPなどに質問したりしたが、どうも納得出来た答えは無かった。「昔からの慣例」で特に決まりは無い」、と言う人もいた。でも抵抗値による音の違いは有る。これは真空管の負荷抵抗の様な物、値が違うと動作点が変わる。思えばすべて12AX7の時が250kΩだったのかもしれないと思う。高抵抗は音質に害を与えると思ったが、X7が好きな以上仕方がない。この高抵抗がいやならX7を否定することになる。今ではこんな考えである。勉強になった。

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CfD-1 その3

2014-04-12 00:46:32 | プリアンプ

RK50にしたTAC-1とTAE-3(実はTAE-1と思っていた)を繋いだら、音が歪む。なぜ?TAE-3はマラツン7タイプ。これが発振してるんだ!と思い調べる。電圧は異常無し。部品もちゃんと付いてる接点不良も無い。

試しに以前使ってたプリのEQ部分だけを繋いでみる。歪は無い。が高音寄りで低音が無い。インピーダンスのミスマッチのような音。さては配線間違えてたか?問題のTAE-3を今度は以前のプリに繋いでみる。問題ない。とすると問題が起きる前にやった、VR交換?プリが発振?おっと、確か上杉さんは250kΩのVRを良く使ってた。こないだ交換したのは100kΩ。調べたらこれが原因。

と言う事は今までインピーダンスミスマッチの音を聴いていた?確かにハイ上がりの広がる・・・好きだしな。何たることか。

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TAC-1その2

2014-04-11 00:22:31 | CfD‐2 (TAC-1イミテーション)

メインのアナログシステムを良くする方法を考えてた。そういやボリュームが汎用品だった。プリに使ってたRK25(だったかな?)。以前テストしたら乾いた、パサパサな音で気に入らなかった。コスモスが入手難なので故上杉氏を尊重し使ってみたら良かった。適材適所。

アルプスのRK50タイプ。100kΩなので通常品だともう。此れだけで¥5ケタ行ってしまう。コスモスが入手不可のいま、貴重である。正直、アキュフェーズのAAVAにはかなわないと思うが、何故かあちらに興味ない。VRはやっぱりこれ。

RK50は取付穴が大きいので、仮置きで使用。とりあえずエージングの為WALKMANをかけている。 

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TAC-1

2014-04-10 00:09:00 | CfD‐2 (TAC-1イミテーション)

現在メインのプリアンプ。故上杉氏設計管球王国掲載のTAC-1。ヴァイオリンのきつさはプリが原因と勝手に思い込みマッキンタイプのプリは考えうるすべての事をやった。しかし解決できなかったため、プリの製作を決意。

回路は簡単な物。X7による一段増幅+U7によるカソードホロワー。

パーツは出来るだけ手持ちの物とした。配線はmogami等。出力コンデンサはASCでオイルコンは使わない。トランスはNOGUCHIの汎用品で、前方にレイアウト。VRはアルプスで、一時期これしか手に入らなかった。ケースも市販品のずいぶん軟ではあるが、充分な物。

出来上がり後、試聴。こうして比較試聴しないと機器の特色は解からないものが有る。マッキンタイプは一音一音は濃いが、音色が独特の物が有り良く聴くと「なんか違うかも?」となる。そしてそれらはなんかこじんまり窮屈そうに鳴る。それがTAC-1は解放された感じで、個性も無い。一体20年近くも何を聴いていたのか?思った。以降メインとなる。

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最近のスピーカーケーブル

2014-04-09 00:22:32 | ケーブル

今のスピーカーケーブルに不満は無い。寧ろ大満足である。しかし最近のケーブルは、純度だけでなくシース、構造にも力を入れてるという。以前雑誌に付いてたナノテックのケーブルがことのほか安く、未購入を後悔していた。次は買うぞ、と思っていた。speakerbook2013付属のアイレックスEXIMAconcept。心線が細いためか全体にエネルギーが薄い。一音一音は浮き上がる、が、若干ソリッド。OFCの純度を高めた、というが、ぱっと聞き7Nに迫るものがる。しかし後味はクリアではない。 それでいて広がらず中央凝縮型。7Nと較べないといいケーブルではあるが、7Nの実力を認識した後では・・・。太さなど較べるのは厳しいものがあるが、価格・材質でこの音は凄い、メインにはしないが。やっぱり私はアクロリンクが好きである。再認識。

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クリーナー

2014-04-08 00:18:00 | アナログ

今まで使っていたレコードクリーナー、AT6017。ベルベットがむしれる。湿式の効果は解からないので、廃棄。

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抵抗

2014-04-07 00:34:57 | パーツ

整理中の抵抗ケース。結構集まったもんだ。

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DP7000

2014-04-06 22:10:24 | アナログ

買った当初、記憶ではアームベースの下に1.5mmの銅板をアロンアルファで2枚重ね接着、ソルボセインでプレーヤーキャビネットに取付けた。DENON DP7000と鉛積層キャビネット(型番は不明)、シェルはAT-LH18occでSHURE V15ⅤMRで聴いていた。プリは自作12AX7マッキンタイプ。マニアっぽくて満足いってた。見てニヤニヤ、は無かった。コンポーネントオーディオと言えるのはこれが初めてだったかもしれない。オンキョーのCP-700Mプレーヤー(ターンテーブル裏にM10位のナットを外周に貼り付け)と聴き比べても特別グレードアップは感じることは無くプレーヤーのグレードアップなどこんな物か?と思った。お金をかけた、と言う事よりも、一般的に有名な機種であると言う事だけで使い続ける。以降良く成るはず、という希望は無かった。ただ、憧れの機種を集めた、というだけである。大学生のころの話。以前MJ誌で見たもののインパクトが有り、欲しいと思っていた。分厚いキャビにDP7000がのっかっていて、UFOみたいな外観に夢中になった。当時はまだDD(ダイレクトドライブ)があった。DENONは現役でDP80というのが有ったが何故か食指が動かなかった。タンテシートはTH291-105。東京防音のハネナイトDP7000専用品。こちらはフラット。これらも特別音質的なメリットは感じられなかった。純正は擂鉢状シートだったがゴムが硬化したっぽかった。これを買ってから東京防音にプレーヤーとキャビの間に挟むハネナイトゴムを1cm幅のリング状にカットしてもらった。価格は想定外だったが仕上がりの満足度は高かった。これは効果有りそうだったが全く意味を成さなかった。DP7000は何をやっても反応しないという感が有る。が、のちのトーレンスとの比較でも劣っているとは思えないのだけれども。


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AP-1PH

2014-04-05 21:56:24 | カートリッジ

TYPEⅣの次は、アーピスAP-1PH。これは、ORTHOのORT-1PHと同じらしい。全然知らないメーカー。これをオーディオクラフトAS-2に取付ける。刺激っぽい音が減った。太い、膨らんだ?感じの音。中域の張り出しが有る。昔のカートリッジの音はこんなんだったかも。だが安いカートリッジの様な低音・高音伸びないとかいう不満は無い。40年前の音、と思うと感慨深いものが有る。

’73頃発売のマイクロMR-211に付いてたものと思う。針折れ本体がずっと有ったが、アーピスと言う会社がまだ存在してて調べたら替え針が有ったので購入。ラインコンタクトでアーピスではPHスタイラスと呼ぶ。針圧1.5~2.0g。

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LS-200

2014-04-04 20:15:54 | トーンアーム

3012Rを買って3年くらい。このアームベースの存在を知り購入。当時はフローティング、リジッドの音の差が解からなかった。以降20年はこれを使ってたことになる。材質は表面が塗装してあるが、真鍮の様である。

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TYPEⅣ

2014-04-04 00:00:01 | カートリッジ

SL15Eの次は、SHURE V15 TypeⅣMRを使ってみる。シェルはSME。POPSはこれだねって感じ。上下のバランスが良く音が活き活きしている。これはMCに無いMMの特色と思う。音色も良い感じ。見た目もかっこいい。ちょっと音色が乗り音が薄いが、ストレス無い音の出方、音場がバランスよく有機的な鳴り方をする。私の原点。後味は乾いたイメージ。大音量で聴きたくなる。

 

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MC千+SL15E

2014-04-03 22:12:21 | カートリッジ

マラツンMC千でSL15Eを聴く。モノラルのように中心に縦に音像が並び低音も太い。広がりもあるが空気感まではでない。多分これが一般的な「オルトホンの音」ではないか。質感もそれっぽく濃い。刺激的な音・歪っぽさは無いが繊細感も無い。

このトランスは低インピーダンスはオルトホンで調整してるらしく、相性が良い。マイソニックの昇圧トランスを入手するまで解からなかった。アントレーのトランスも評判は良かったが、私には音が薄い感じがした。この頃のマラツンは日本マラツンになっていて、あまり雑誌の評判は良くなかったと思う。私はCD-94LTD、SM700を使ったが、とても気に入っていた。機会が有ればまた所有したいと思っている。

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EMINENT

2014-04-02 21:58:32 | カートリッジ

H14.1.20。当時話題になってたマイソニックラボEMINENT。最高のスピーカとして、ん百万は出せないが、この価格で世界最高が手に入るのなら、と購入。

買った当初は、シュアより格段に向上、という訳には行かなく、MC特有の、中心から音が出てきてあまり広がらない…というのはDL103FLと大差ないと思った。なぜか覚えてないが、或る時、片鱗が見えた。SME3012Rを追い込んで、っても当時では知れてるが、音楽のうねり?が聴こえた。それからだったと思う。

購入時、ラジ館のダイナミックオーディオの店員に

私「このカートリッジ、試聴できるとこ無いですかね?こんな高い物買うのに大丈夫かな、と」

店員「いやーないですね」

私「じゃあこれください」

こんな感じだったのを覚えてる。

以降、私のオーディオライフはこのEMINENTの為にある。

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