analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

DA-303

2014-04-24 00:56:28 | トーンアーム

DK-200を諦めてほったらかしにしてたら、「DA-303はどうか?」と思いつく。ロングのDA-302は以前から気になっていて、海外のSMEなら国産のDA-302と思っていた。ただ、専用シェルがプラスチックだったりインサイドフォースキャンセラもないしラテラルバランスも無い。SMEの引き立て役、位に思ってた。303ならメインに成るべくもなく、遊び程度に思っていた。遊びならSME3009SⅡimpでも良かったが・・・。303をオークションで探してたらあった。終了間際、思ったより安く落とせた。ラッキー、と思ってたら、到着した品物はアームパイプ傷だらけ・・・「まあ、サブだから・・・」。箱から出して手に持った時、しっかり感が有った。プロ用なのか、ガタ・ひ弱さが無い。1966年4月発売との事。当時この機械精度が出せたのか?凄い。アームベース、カウンターウェイトは真鍮の様である。シェルコネクタ部分もガタは無くかっちり決まる。インサイドフォースキャンセラなんてない。・・・期待が持てる。

DK200のアームボードには穴が開いていた。多分DA-307用のだと思う。そこの穴が大きく、ねじが効かない。取り敢えず両面テープ留めとする。結線はコネクタも無く直出しの細いアームコードが出てるだけなので、5Pの端子台に取付け。

取り敢えず音出し。おお、いいじゃん。FM放送の、かっちりした音を思い出す。さすが局用。他のアームが「音作り」しているように聴こえる。ただ、広がらず、中央凝縮型。エネルギー感は有るが、音量が小さい。

次の日チェックレコードで確認した。なんかLchの音が小さい?端子台の結線が間違ってた。直して再度音出し。おお、凄い。エネルギー感が有り、特徴の無い:癖のない音が出てきた。何たることか。中音が若干濁った感じがするが気になるほどでもない。エコーが機器の音:癖、ではなく録音に入ってるような感じで自然に出てくる。うわー何たることか。ショートアームと思ってたが有効長244mmでセミロングアームらしい。小回りの良く効く感じの音である。インサイドフォースキャンセラは欲しいとこである。デザインはイマイチ。でも「プロ用」と言うだけで許せてしまう。ああ、DA-302のロングだったらAS309Sとどうなんだろう?いやいや、もうアーム道楽は良い。

ホントは103専用シェルが良かったが、軽量のPCL-5、カートリッジはDL103FLで纏めた。回転シェルを復活させた時、デンオンのシェルが遊んでしまったので良かった。PCL-5に他のカートリッジは付けたくない。DA-307ではDP7700システムならこれはDP7300システムとでも呼ぼうか。最近トーレンスTD521のフロートは「音作り」してるらしく疑問に思ってたが、これはメインに成ってもおかしくない音であると思えてしまう。危険だ。

 

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