analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
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TAC-1その4

2014-04-13 00:54:26 | CfD‐2 (TAC-1イミテーション)

1.TAC-1のVR交換とTAE-3 歪む。

2.TAC-1のVR交換とTAE-4 異常無し。

3.TAC-1のVR交換と上杉プリのEQ ハイ上がり。

4.上杉プリのプリとTAE-3 異常無し。

以上より、TAC-1が怪しい。 TAC-1のVRを東京光音にしてみる。歪む。そこで思いついた。違うとすればVRの結線と。入力はVRの摺動端子、出力は固定端子。この結線ではEQの負荷となる抵抗値が変わってしまう。センティシブなTAE-3には反応してしまったのだろう。

配線を直し音出し。上手くいった。なんて事か。今は慣らし中。 ここへ来て、VRの抵抗値の意味を解った気がする。以前は250k→100k→30kΩと変更したが、違いが判らなかった。今ではチューニングが進み違いが解りやすくなったか。

故上杉氏が言ってた安定度。其れがここにあると思う。このプリのVR配線はいい加減だった。それでも音になってた。VRの一番と二番が入れ替えて有った事も有ったと思う。

いや、解りやすくなったのではなく、どのような違いかが解るようになった。経験値かと。

VRの抵抗値は、後段の負荷=フラットアンプ初段真空管の必要な負荷。と思う。VRの抵抗値によって前段へ影響が有る(EQの発振)、のか、後段に影響が有る(フラットアンプの発振)のかは解らない。 予想では、EQの発振と思う。音量の大小にかかわらず歪んでいたから。

このVRの抵抗値については長年疑問だった。各HPなどに質問したりしたが、どうも納得出来た答えは無かった。「昔からの慣例」で特に決まりは無い」、と言う人もいた。でも抵抗値による音の違いは有る。これは真空管の負荷抵抗の様な物、値が違うと動作点が変わる。思えばすべて12AX7の時が250kΩだったのかもしれないと思う。高抵抗は音質に害を与えると思ったが、X7が好きな以上仕方がない。この高抵抗がいやならX7を否定することになる。今ではこんな考えである。勉強になった。

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