analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

AX-1200 その4

2014-04-16 00:01:51 | AX‐1200

ここでEQにも触れてみる。後期、最近のは不明だが、C4の頃はシュア・デンオンで音作りをしたらしい。・・・最初エミネントで聴いたが思いのほか良い音である。WRからキレを取った感じか?真空管より若干格が下がる感じだが、今まで聴いたTrでは最高か。 そしてSHUREのⅤxMR。相性は此方の方が良い。空間感とエネルギー感は反比例のような感じがするが、それがいいバランスである。マドンナTRUEBLUEの出だし、少し暗く、こちら側に噴出す感じが良い。なんか、20年程前はこんな音で聴いてた思いがして懐かしい。 ネットでの評価はプリ部がイマイチとあったが、そんな感じはしない。良くバランスされて、YAMAHAトーンを作ってる。抜けの悪いはずなんだがそんな聴こえ方はしない。コストダウンの声も聞こえるが、それが音に出てない。まとめ方がうまい。 まとめ方がうまいと言えば、NS690Ⅲもそうである。この辺はメーカーにサウンドアドバイザなる人がいるのではないか?といつも思う。そのとき思い浮かぶのは松本豊作氏。この人がAX-1200に関わったかどうかは不明だが。・・・ あとはインシュレーターを替えろとか、VRノブがひ弱とか聞かれる。私の経験上、アンプにこのようなパーツが音質向上に貢献したことは無い。よってこの変更は解からなくもない。トランスがしっかりしていてコンデンサが良質なら良い。 知ってたことだがこのアンプ、中を見たらスカスカだった。大丈夫か?思った。トランスもそんなに大きくない。とは言っても上級機と同じ。でもこれは私が真空管アンプを作るとき必要以上に大きくするか?いやしない。良心的な作りなのである。ここでDL103FLを繋ぐ。シュアは目一杯鳴ってる感じだが、103FLはちょっと引いてるが余裕を感じる鳴り方である。高域方向がちょっと物足りないが、相性の良さを感じる。流石である。

コメント