analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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ならばLL1689では? その10/11 重い負荷を測定

2023-06-02 00:02:03 | 測定関係

念のため測定してみる。

グリッド抵抗が2kなんて大丈夫か?とも思ったが、プリのOPTの一次側インピーダンスを測定したら2.8kΩ(片巻線)なんて出てしまった。5687の内部インピーダンスが3.4kと見ているので、倍数が一以下とはちとまずいだろう。

プリのOPT一次側を7k弱まで上げようとすると、パワーの初段グリッド抵抗がとんでもない高い値になってしまう。まずはプリのOPTを10kで使っているのでこれを20kのタップにした。

パワーの初段グリッド抵抗が幸い今は可変抵抗なので調整してみた。

F特の低域端の15Hzで-2.5dBならいとこか、と思ったが、それでもプリのOPT一次側が5687のrpを少し超えたぐらい。

ここは3.4kの二倍に設定しようと可変抵抗器を回し、電流値が0.52mA、電圧値が3.54Vとし、負荷を6.8kとした。

伝送インピーダンスは302Ω、プリの出力インピーダンスは272Ω、パワーの入力インピーダンスは計算上280Ωとなった。ここは一般的には600Ωなのでその半分となったが、その三つの値が今までより割と寄ってきたので良いことにした。

まあ何とか収まった感じだが、プリのOPTを低域の伸びない20kで使うことになったのが残念。

ルンダールLL1689はこの辺が限界かと思う。

 

20230515

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