プリのOPTにアイエスオーのNP‐126を10kで、パワーのIPTをタムラのA‐8713とし、初段12AY7のグリッド抵抗を8.2kとした。下画像小さな青い抵抗。
これでプリの出力管5687の負荷は6.4kほどになる。
これで最終仕様、っと思ったが、なんか弱い。
結局NP‐126を20kで使い、パワーのグリッド抵抗を3.7kに戻した。
戻す、というのは心情的に納得いかないのだが音が良かったので仕方ない。
これで春祭を掛けた。
やはりこちらだ。
思えば床を丸太でたたいたような地響きはトランスアンプでは出てなかったようだ。
トランジスタアンプのように「ばぁーん」と末広がりになる低音ではなく引き締まった感じ。
ほんの少しだが違和感がある。
CDプレーヤーに使ったあずき色のソニーケーブルのせいかもしれないし。
そこでLPを掛けてみた。
映画音楽のサントラ。こいつは違和感が無い。
そして薬師丸ひろ子を掛けた。
雰囲気が好きな「眠りの坂道」。
なんと、今までとは鳴り方が変わった。良い方に、だ。
空気感が変わった。
そして奥行きというか、声の背後が深くなった。
これは参った。
部屋を暗くして聴くと、中学時代にスリップしたようだ。
低音が出たことによりこんなに変わるか?
それだけじゃないと思うのだが。
そして声が変わった。
マスクをしてるか、もしくは何かまとわりついてる気もしないではないが、肉感が付たと解釈する。
それがコンパクトに引き締まる。
ああそうか、中低音、周波数でいうと200Hz程が膨らんだからか?
低音が無かったころの声も好きなんだが。
思えばCDが良くなるとLPがいまいち。
その逆もある。
何かインピーダンスかが違うのではないかと思う。
低音重視のため中音が死んだような感じかと思ったがそうでは無いようだ。
もうしばらく鳴らしていこう。
20230523