analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

PhfD-5 調整10 NFBをもっと増やす。

2019-10-24 00:03:12 | PhfD‐3.2

フォノイコのNFB量を4dBから5dBに変えて鳴らしてみた。

低音はほとんど変わらなかった。ガックシ。

少し散歩でもしながら頭を冷やす。

ライントランスがだめか?

NP-126をプリアンプから外してもう一度つなげてみるか?そういや、NP-126だった時も低音出てたか?あまり覚えてない。出てた時も有ったような。

虎の子のA-8713を出すか?後で価値が出るかと思って取って置いてあるが、それならF‐5006も有るじゃないか。

もっと頭を冷やそう。

取り敢えず現状を確認ということで、もう一度測定をしておく。

グラフを見てて、もう一番良かった状態にしてみるか。600Ω(Secoundary)からNFBを取るのではなく、5kΩ(Primary)側からNFBを取る。

そして測定。F特をRCA出力、段間トランス出側と二か所から測ってみた。

 

れ?前より悪くなってる。それでも今まで2番目に良い。

試しに各部の直流電圧を測ってみた。

なんという事か。初段E80Fの電圧が高い。プレートは100V(設計69V)、カソードは1.6V(設計0.9V)。なんじゃこりゃ。

段間トランス一次側は直流電流を15mAほど流してる。二次側は直流電圧が出てない。初段のカソードに直流が掛かってるんだ。ってNFBは交流か?そうだよな、信号に掛けるんだから。そんなことも知らなかった。

一次側からのNFBはやめよう。

もう一度F特が良かった時のグラフを見直した。

U7の内部抵抗を上げたときが良かった。

もう一回U7のカソード抵抗とプレート電圧を調整してみた。

片ユニット10,000Ωに合わせたが、周波数特性は物足りない。

はあ。

こうなったらNFBをもっと増やすか。NFB否定派なんだけどな。

元の27kΩに20kΩをパラって14kΩにしたときは5dB。今度は10kΩをパラって7.3kΩ。NFB9dB。この辺が良いところか。余りかけすぎると音が死ぬ。

合わせて段間トランス出側のF特も測ってみた。

一番上の線、若干改善が見られる。

Rchで試したのでLchもあわせるか、と思ったが、試しに4,7kΩの抵抗を付けてみた。これはやり過ぎ。音量が半分になってしまう。F特も悪くなった。なのでRchと同じ27kΩと10kΩのパラで7.3kΩにした。こちらはU7のrpを4.5kΩのままなので、違いが出るか測定してみた。NFBが20dB?何じゃこりゃ。電圧を測ったら初段が高い。ああ、段間トランス一次側からNFBを取ったままなんだ。すぐに直し、まずは音出し。測定は後だ。

あれ?音が死んでると思ったが、そうでは無い。本来設計者はこの音が目的だったのかな?真空管、トランスなどの定数の違いでNFBが4dBで済んだのかな。私との技術の差?

まあ、良い。あした音量上げて聴いてみよう。今は余り音量を上げられない。

けど、い感じかも。

もしかしたら初段と12AU7とトランスなので、位相の回転が軽くて済んだのかな?発振・歪の心配が全くない。

これで良いのかなーってのは有るが、今のところどうしようもない。

まずは聴いてみてだ。

翌日鳴らしたらダメだった。楽器ではなく信号を聴いてる感じ。低音はそこそこ伸びてるんだが。

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