analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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CfD-7.1 調整4 OPTの抵抗

2019-10-08 00:09:38 | CfD-4 (オートバランス)

特に今の音でも問題は無いと思うのだが、トランス出力のプリ と トランス入力のパワーに付いて今のままで良いのか?という疑問がある。あわよくばもう少し音がほぐれてくれれば、というのも有る。

もう一度ラジ技誌を読み直した。

ラインアンプの出力トランスの二次側にパラで付けてある抵抗は設計では270Ωとなっている。たまたま270Ωの抵抗値が無かったので360Ωとしていた。これは負荷抵抗であり、あまり大きいと問題があるらしい。

ただし、今の私のアンプは二次側600Ω(トランス巻線はシリーズ接続)なので、元設計とは違う。元設計の那須氏は後段がネットワークなので低インピーダンスで送りたく150Ω(トランス巻線はパラ接続)としていた。本来ターミネート抵抗は二次側巻線に付けるらしく、そいういう意味では本来150Ωの抱かせると思うのだが、ここは大きめの、6倍とか、そういう抵抗値になる話もある。300Ωだとしたら二次側から見た一次側の抵抗は40kΩ?そりゃ大きすぎだろうて。そういう訳で私は巻線と同じ抵抗値の600Ωの抵抗を抱かせることにした。

また、シリーズで付けている51Ωの抵抗は安全のため、とのこと。これについては、パワーアンプの入力トランスに入ってる600Ωの抵抗は負荷抵抗とのことなので、負荷抵抗と同じ意味かと思い600Ωの抵抗に換えてたが、トランスの一次側と二次側の違いがあるので同じではないではないか?と考えた。よって51Ωに戻した。

 

 

簡単に終わったので、さっそく音出し。

おっと、音が軽く出てきた。軽やか、というか。それでも低い方は出ているし、高音は不自然だが出切っている感じがする。不自然というのは高音(シャンシャンという音)が伸びて無くぱさぱさなのだが、これは録音ではないかなとも思う。その悪い部分もさらけ出している、そんな鳴り方。

多分マッチングは最高。中音の濁りも無くなった。

前は何聴こうかな?と迷ったのは、何を掛けたら良く鳴るか?とネガティブに考えたのだと思う。今は、「これはどう鳴るかな?」と期待を込める。断然今の方が良い。あれこれ鳴らしたくなる。

音が軽やかに出る。それでいて薄く鳴らない。オーディオ的レベルで言えば前のシステムと同等だと思う。もっと派手な音質改良を予想してたが、もっとこう、内向的な、地味な変化だ。もちろんこれを歓迎する。

 

 

いやあ、スピーカースタンド変えたの早まったかな?抵抗替えて音が薄くなったかもしれない。それについてはもう少し聴いてから判断しよう。

 

翌日、音量を上げて鳴らしてみた。良い感じだ。空間に余裕があるというか、無理やり音が出てる感じは無くなった。低音も良く伸びている。

ただ、全体に薄くなった。スピーカースタンド所為だけではないと思う。ダメではないのでもう少し鳴らしてみよう。

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