analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

MfD-3.1 測定

2019-10-21 00:00:17 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

PhfD-5の解析が大変そうなので、調整の簡単なMfD-3.1パワーアンプの測定をしてみた。必要なら初段のドロップ抵抗を交換するつもり。

まずは各部の電圧測定。なんか全体に下がってるような気がする。整流管が疲れてきたかな?

初段X7のプッシュとプルで電圧が微妙に違っていた。

そして出力-歪率測定。歪み3%基準で出力を測ると、意外に小さい。8W(1kHz)は無かった。

10kHzは問題無いが、100Hzでは歪が大きい。なんでだ?入力トランスの特性かもしれない。

そして出力段のカソード電圧をプッシュとプルで測った。驚くことに、プッシュとプルで差はほぼ無かった。いや、書き方がおかしい。差はあるのだが、出力上げても差が変わらない。これは気持ちいい。ミューラード型をやめてトランス型にした理由がこれである。

上の赤と橙はミューラード型の物、そのすぐ下の薄い青と濃い青は今回の入力トランスの物。

下の方は橙がミューラード型のプッシュとプルの電圧差、濃い青は今回のアンプの物。

そして、もしかしてこの差がX7のプッシュとプルでの電圧の違いか、とも思う。元設計ではこの電圧差をなくすように抵抗を調整するように書いてある。

3%歪みの時、入力0.954Vで出力7.6W。もっと感度が良いはずなんだが、割と良くなかった。もしかしたら発振器とのインピーダンスがミスマッチなのかもしれない。

X7は60V近くまで増幅してるが、17倍ほどだ。増幅率μ100の真空管とは思えないが、真の増幅度とはちがうらしいので、あとで計算し直そう。

 

周波数特性は以前測って問題無しだったので止めた。って言うか測定するの忘れた。

出力からすると入力インピーダンスが600Ωではないかもしれない。もう少し検討だ。

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