analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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カートリッジを換えてみた その3

2018-06-25 00:04:59 | カートリッジ

メインシステムのカートリッジ、マイソニックのEMINENTだが、私のメインと考えるプレーヤー、DP-80、SME312、大理石キャビネット(最近はプリンスと言うらしい)に装着すると平面になってしまう。そのほかの空気感、像の滑らかさ等は良いのだが。

そこで試しにTD-521に装着して鳴らしてみる。調整はうまく行ってるはずだ。

聴いた結果は、今まで鳴らしてたSYNERGYやシュア等、空気感というより像が主張して鳴っている。DP-80システムより音色は濃い。そして高度に消化(昇華)されている。だが、だがしかし、このTD-521のシステムの世界から抜け出せていない。一般的には良いのだろうが、私の求めてる音ではない。

どっちを取るか、勿論DP-80システムの方だ。TD-521のシステムは、音色が濃い。この音色がDP-80システムで出れば良いのだが、ちょっとやってみる。

TD-521のシステムは、まだ手を入れる余地は沢山ある。しかし、一度それをやって元に戻したのだ。主にアーム関係だが、配線を銀線、8Nに替えた。アームパイプのシェルコネクタ部分に穴を開け、カートリッジから昇圧トランスまで直結にしたことも有った。この時はシェルコネクタの接続強度が足りず、歪みが乗ったような音になったり、銀線にしたときはアームパイプからの引き出し部で抵抗になり感度が下がったりした。そんなわけでうまく行かず元に戻した。ただ、ナイフエッジをセイシン製、横方向の回転軸受けを高感度なヘッジホックのベアリングに替えたのはそのままだ。アームをSME312に換装したことも有った。トーンアームケーブルをゾノトーンの6Nにしたりもした。

だがどういう訳かある一定の音以上にはならない気がした。フローティングの限界と思っている。どうもキレがイマイチのどろんとした感じが残ってしまう。そして、音色の統一感も無くなりケーブル関係は元に近い状態に戻した。

そしてDP-80システムの調整を考えよう。平面に鳴るのは機械的な問題が有るはずだ。そういえばタンテは大理石に乗っかってるだけだ。なんか接触点で歪みが発生してるのかもしれない。でもこのキャビネット、DP-7000用でDP-80にはちと穴が大きくネジが合わないんだよな。まあ、なんかやってみよう。

しっかしTD-521のシステムとEMINENT、良く鳴ってるなぁ。

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