analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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現在の音36

2018-06-22 00:47:17 | システム

早くも現在の音、だが、そろそろEL34PPmonoも落ち着いてきたと思う。

正直、不満点だが、EL34PPstereoの方がDS‐3000を鳴らし切っている感がある。monoは、インピーダンスのマッチングがちょっとずれてるような気がする。部屋を充満させる音にはちょっと達してない。まあ、音量を上げればいいのかもしれないが、そういう問題でもない。

低音も弾力があり、自己主張をあまりしない。もっと痩せてて下までズンと伸びた低音が好みなんだが、まあ、良しとしよう。

最近と言っても今日ぐらいから気が付いたが、小音量でも聴けるようになった。ってか、少し音量が大きいと外に漏れる気がする。音色は優しいのだが、浸透感が有るというか、音がこちらに飛んでくる。

これは好ましい方向と考える。千葉館山の人が、「玄関先に出ても音が飛んでくるか」などと言っていたが、それを聞いて以来気にするようになってしまった。まあ、飛んでくることは良い事だと思う。

いま、試聴位置を20cmほど下げている。2m近くもスピーカーを離すと、これくらい離れないと、と思う。おかげで音場が纏まったように思う。

中音は若干音色が乗っている。中音に限らず、全体にとろんとした感じだ。そうだ、以前使ってたマラツンのCDプレーヤーCD-94ltdに似ている。シンバルの音も随分上品な音だ。これが飛んでこないと、と言う人もいるが、私はさらっとしてほしい。繊細に、静かに。

この、全体に乗っている音色はパワーアンプの回路がウルトラリニアだからだと思う。三極管結合にすれば・・・・シングルにすれば・・・そうすればもっと個性の取れた、さらっとした音になると思う。まあ、無機的なともいえるかもしれない。しかし私はそれらよりもスピーカーの駆動力を取った。おかげでピラミッドバランスの一般的な音になったと思う。それでも個性をなるべく消そうと高純度銅線、アモルファス(電源)およびファインメット(OPT)トランスを使った。コンデンサも変な音色の無いオイルコンを使った。これが私の目指す音なのかもしれない。「こういう音」という目標が私には無いのだから。

それでもこの「空気に溶けていくような音」。好みだ。いい。

スピーカーを変えないでずっとやってきた。一時期タノインのメモリーが欲しい時が有った。あれにかえていたらいまでも迷宮に入っていたんだろうな。スピーカーは変えないで良かった。いろいろな機器を使って好みの音を探すのも有りかもしれないが、「これ」と決めた機器をとことん使いこなす、これが良いのではないか。私にはDS-3000だったのだが。もしか、他の海外製スピーカーだったらどうなんだったろう、なんて妄想する。でも思い浮かばない。もしかしたらヤマハのNS-1000Mだったかもしれないとも思う。アレを使いこなすのも良いかも。後はDS-3000を購入するときに有ったヤマハのNS-1000x。いずれのヤマハもウーファーを考えるとアンプはトランジスタになってしまうのではないか?パイオニアのS-3000?ソニーのSS-G777ES?いい機械だが、どれもDS-3000より格下に思えてしまう。やはり私にはDS-3000なんだろうな。

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