左のハムをどうにかしようと思った。そうだ、6CA7のヒーター、アースを取ってなかった。
音出し。
おお、ハムが減った。と思ったら、風呂から出てきて聴くとハム復活。なんじゃ・・・
CDからまたもや今まで聞こえなかった音が聴こえる。
低音はダンゴのようで「ドン」とする。欲を言えばもう少し下に伸びてもらいたい。
それよりも何よりも、パワーとプリのマッチングだ。いま、PR-300では無くてTAC-1 type で聴いているのだが、なんというか、ばっちりなのだ。何のストレスも無く、音場が横から頭の上までばーんと広がり、なんとも心地よい。音色に「濃さ」が残る。今まではこれをクセと思っていたが、良い感じだ。
いや、参った。
そしてLPを聴く。フォノイコは派手さを付けるべく、TAE-3。これでオール上杉システムになった。頭の上の伸びが減ってしまったが、低音が良い。ダンゴっぽいのが無くなった。
なんでだろう。設計者が違うと入出力インピーダンスの違いか、マッチングの取り方の違いが有るように思う。ずいぶん遠回りをしてしまった気がする。故上杉さんも記事に書いていた。「低能率のスピーカーには20W前後は欲しい、ULにした。」と。今までDS-3000に様な重いウーファーには真空管では無理かと思ってたが、これならなんとか行けそうだ。
TAE-3が目を覚ましてきた。CDほどの情報量は無いが、頭の上の方に音が伸びてきた。
この音で満足できるか?もう少し抜けが欲しい気もする。
でも抜ければ「純」な音になるわけでもない。今のこのシステムでもそれっぽい音はする。
そういう訳で若干不満も有るが、いま、過去最高の音。
いや、参った。