analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
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TAP-2 type その11

2018-02-21 00:26:56 | MfD‐2 (那須氏)

アンプが一応仕上がった。三栄無線のプリPR-300に繋いでメインスピーカーで音出し。接触不良が有ったが、音出し成功。その音は、爽やか。低音はあまりなく、少し鳴ってる程度だが、その低音とアンバランスなほど中音が広がる。音量を上げると歪む。何かおかしい。声に若干歪みが乗る感じ。質感は今までトランジスタで鳴らしてたためか、ほんのり心地よい。まあ、一応成功だろう。アンプの特色が解った。前の12AY7の時は音が厚いが高音の伸び、広がりが無い。こちらは真逆で、入力トランス付のアンプの音に似ている。不思議だ。回路でこんなに違うのか。このアンプでこの音が出るのなら、入力トランスに拘らなくても良いかも、などと今は考えている。

このアンプは、位相反転段がムラード型のウルトラリニア増幅。初段は12AX7の片方のみ使用、位相反転は12AU7。終段は6CA7ULのPP。真空管はエレクトロハーモニクス。電源トランスはアイエスオーのS-2017(MS-330D相当)、チョークはタムラA-4003、OPTはソフトンRX-40-5。配線はサーマックス、CR類は特に拘ってはおらず、安いもので纏めた。・・・そうだ、CRが安物でこの音だ。何ということだ。抵抗なんて私の嫌いな酸金だ。それでもこの音を出せるのは、回路設計の賜物か?オイルコン、デール抵抗を使って音変わるのか?

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