Snowtree わたしの頭蓋骨の下 *鑑賞記録*

舞台は生もの、賞賛も不満もその日の出来次第、観客側のその日の気分次第。感想というものは単なる個人の私感でしかありません。

国立小劇場『二月文楽公演 第二部』 1等前方センター

2010年02月15日 | 文楽
国立小劇場『二月文楽公演 第二部』 1等前方センター

第二部は近松門左衛門の『大経師昔暦』の通し上演です。この演目は歌舞伎で拝見して印象深かったものです。歌舞伎は「大経師内の段」のみをうまくアレンジして一幕物に仕立てての上演でした。その時は運命論的物語と思いましたが文楽で通しで見るともっと悲惨というか不条理な物語でした。昔と今では価値観が違うので不条理、と思うのは現代人の感覚かもしれませんが…。それにしても可哀相すぎなお話だわ~。詳細感想後日。

『大経師昔暦』

おさん@文雀/茂兵衛@和生/お玉@清十郎/大経師以春@玉志/助右衛門@文司/おさんの母@簑二郎

「大経師内の段」
松香/喜一朗
綱大夫/清二郎

「岡崎村梅龍内の段」
文字久/清馗
住大夫/錦糸

「奥丹波隠れ家の段」
三輪・南都・芳穂・津国・文字栄さん/富助