晴れ、ときどき映画三昧

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危機管理とは?

2011-03-15 15:29:49 | 2010.07から東北大震災直後までの日誌
余震は大分少なくなったが、まだまだ気が許せない。
仙台は7年前、ワイフと旅行したところで思い出も多い。4月の桜が満開で温泉と蔵王が眺望できるゴルフ場や松島の風景も忘れられない。今回の震災で旅行者が被災して避難所で足止めのひとも多いと聞く。決して他人事とは思えない。今回も感じるのは日本人の民度が素晴らしく高いということ。世界のメディアが絶賛している。被災者の方々の忍耐強さは、涙なくしては見られない。計画停電にしても皆整然とルールを守って対応している。それに比べると政府の危機管理能力の頼りなさは予め危惧したどおりで、なんともモドカシイ。
人命第一で全力をあげて対応すると言いながら、全てが後手に回ってしまっている。もちろん未曾有の大震災なので誰がやってもこうなるかも?と思うが、福島原発の対応は国家の危機にもかかわらず一体感がまるっきり見えない。メンツに拘らず「非常事態宣言」をして危機的状態を一刻も早く脱する体制をとることが何故できないのだろう。リーダーの資質を疑わざるを得ない。官庁・地方行政がいくらしっかりしていてもリーダーにその度量がないのではハナシにならない。黙々と非難する原発付近の住民、いまでも孤立して救助を待つ人々。とても胸が痛む。

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