晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

「ブレイブ ワン」(米=オーストラリア) 65点

2015-03-24 07:00:48 | (米国) 2000~09 

 ・ 真の勇気とは?

                   
 知性派女優・ジョディ・フォスターが製作指揮・主演したサスペンス。監督はニール・ジョーダンで真の正義・勇気とは?を問いかけた話題作。

 NYのラジオ・パーソナリティ、エリカ(J・フォスター)は婚約者・デイヴィット(ナヴィーン・アンドリュース)を暴漢に殺され、自身も意識不明となり、心身ともに痛手を負い、外出も儘ならない。

 自衛のため拳銃を手に入れることがキッカケで偶然遭遇したコンビニ強盗を射殺してしまう。警察を信頼できない彼女は、大都会で法の行き届かない犯罪に遭遇するたびに、正義漢を発揮して行く。

 ヒロイン・エリカの行為が許せるか?がこの映画のテーマであれば、行き過ぎた正義漢や報復は間違いなくNOである。ただ、極限の環境に身を置いた状態での人間の行動は、まともな倫理・道徳観では割り切れないのは理解できる。誰でもこういう境遇にならないとは限らない社会であるということか?

 J・フォスターは追い詰められた女性の必死な生きザマを大熱演。対照的にテレンス・ハワードが法の忠実な番人・マサー刑事役で静の演技をみせ、2人の絡みが見せ場。

 ヒロイン・エリカの行為が許せるか?がこの映画のテーマであれば、報復は間違いなくNOである。ラスト・シーンで違う結末を期待しているのだが・・・。
 


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