あるいは裏切りという名の犬
2004年/フランス
男の魅力をD・オトゥイユが演じた
shinakamさん
男性
総合 85点
ストーリー 85点
キャスト 90点
演出 85点
ビジュアル 85点
音楽 80点
パリ警視庁を舞台に2人の警視、レオ(ダニエル・オトゥイユ)とドニ(ジェラールド・パルデュー)のライバルを巡るサスペンス。オリヴィエ・マルシャル監督と共同脚本のドミニク・ロワゾーが警察経験があるだけに、フィクションでありながら本物の迫力を感じる。
ストーリーに無駄が無く冒頭から惹き込まれる。特に、街頭標識を盗んだバイクに乗った2人組のシーンが活きている。
妻子と仲間を愛しながらも仕事に危険をさらすレオと、仕事と出世が全てのドニの2人の立場が逆転するたびに物語の展開が興味が増して行く。D・オトゥイユが男の哀愁と人間味をたっぷり出していて、久し振り仏ノワール映画を見た思い。ジェラールド・パルデューは単なる悪役に留まらず男の悲哀を感じさせる存在感を魅せた。
2人のほか豪華キャストも魅力のひとつ。2人の上司ロベール長官にアンドレ・デュソリエ、レオを慕う元娼婦にミレーヌ・ドモンジョ、2人に愛されるレオの妻にヴァレリア・ゴリノ、レオの相棒エディにダニエル・デュヴァルなど数え上げたらキリがない。
ハリウッド・リメイクがロバート・デ・ニーロ、ジョージ・クルーニで決まっているが、どんなアレンジになるか?楽しみだ。
最新の画像[もっと見る]
- 居眠り磐音(19・日)65点 7ヶ月前
- 「クライ・マッチョ」(21・米)75点 12ヶ月前
- 『リオ・ブラボー』 70点 1年前
- 「旅立ちの時」(88・米)80点 1年前
- 「ダンディ少佐」(65・米) 60点 1年前
- 「幸せへのまわり道」(19・米) 70点 1年前
- 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(02・米) 80点 1年前
- 「キャスト・アウェイ」(00・米) 70点 1年前
- 「遠い空の向こうに」(99・米)75点 1年前
- 「遠い空の向こうに」(99・米)75点 1年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます