晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『美しき運命の傷痕』 85点

2006-04-13 11:32:08 | (欧州・アジア他) 2000~09

美しき運命の傷痕

2005年/フランス=イタリア=ベルギー=日本

我が身に置き換えると...。

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shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 85

ストーリー ★★★★☆85点

キャスト ★★★★☆90点

演出 ★★★★☆85点

ビジュアル ★★★★☆85点

音楽 ★★★★☆85点

亡くなったクシシュトフ・キェシロフスキ監督の原案をダニス・タノビッチ監督で製作。豪華キャストを得て女の様々な愛について語っている。
長女(エマニュエル・ベアール)は夫の浮気、次女(カリン・ビアール)は孤独、三女(マリー・ジラン)は不倫と夫々問題を抱えている。母(キャロル・ブーケ)は施設に入り車椅子。
どうみても幸せとは言えない母子が、どのような過去があったかが冒頭で分かる。父親の事件がトラウマとなって三姉妹に降りかかって来る経緯が交互に現れる。構成が素晴らしく、シーン全てに無駄が無い。おまけに豪華キャストである。
登場人物を我が身に置き換えて観るとこの映画の重さが違って見えるのでは...。ラストシーンはそれを暗示している。



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