晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『いそしぎ』 70点

2011-12-24 13:30:39 | 外国映画 1960~79

いそしぎ

1965年/アメリカ

美しい海岸と素敵なテーマ音楽

プロフィール画像

shinakamさん

男性

総合★★★☆☆ 70

ストーリー ★★★☆☆65点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★☆☆70点

ビジュアル ★★★★☆85点

音楽 ★★★★☆85点

「クレオパトラ」で共演し、翌年結婚したエリザベス・テイラーとリチャード・バートンが共演したメロドラマ。監督はヴィンセント・ミネリ。題名はロマンチックだが、シギ科の鳥の名前。9才の息子を溺愛する無名の画家ローラが妻子持ちのミッションスクール校長で牧師でもあるエドワードと恋に落ち、精神的にも自立するまでを描いている。
カリフォルニアの美しい海岸線と「シャドウ・オブ・スマイル」のテーマ曲を背景に、ローラとエドワードは息子がミッション・スクールへ入学するのを機に出逢い、互いに惹かれあう典型的な不倫ドラマ。まるで2人の私生活を映画化したような展開だ。ローラが「12歳の頃から男に見つめられて、息苦しい思いをした」と述懐するが、E・テイラー自身のことを想わせる。
妻クレアをエヴァ・マリー・セイント、ローラの友人彫刻家コズをチャールズ・ブロンソンが演じているが良くも悪くもムードたっぷりの2人芝居だ。