ブラック・スネーク・モーン
2006年/アメリカ
事前PRとは違うヒューマン・ストーリー
shinakamさん
男性
総合 80点
ストーリー 80点
キャスト 85点
演出 80点
ビジュアル 80点
音楽 85点
「ハッスル&フロウ」のクレイグ・ブリュワー監督が、ブルースを主題にした心温まる物語を映画化。
ブルース・ミュージシャンがセックス依存症の女(クリスチーナ・リッチ)を更正するために鎖でつなぐ話で、ひとつ間違えるとまるっきり違う映画に成りかねない。主演がサミエル・L・ジャクソンと知って観たが期待どおりのヒューマン・ストーリーに仕上がっていた。
伝説のブルースマン、サン・ハウスが「ブルースは男女のもつれ」と冒頭にいっていたが、平穏な生活に愛想をつかされた男と訳ありの女が、如何に心の平穏を取り戻すかが描かれている。
なかでも主役2人のキャスティングが魅力的。
S・L・ジャクソンの歌とギターは本物だし、C・リッチの体当たりの熱演は目を見張らせる。
ただ、前半の盛り上がりに比較して、後半の展開がこじんまりと纏め上げた感があるのが、少し残念な気がした。