西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

地球温暖化を止めるために「海の森」を育てるって、夢がありますよね。環境学習都市と言うなら、こういう取組こそ進めたいぞ…

2022-06-10 09:52:31 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

火曜日夜は井上尚弥VSノニト・ドネア戦(敬称略)に大興奮。
 ↓
井上尚弥が2R KO勝利、ドネアに圧勝で3団体統一@Yahoo!ニュース

 ↑
いろいろなところで安く使われがちな「レジェンド」という言葉ですが、ノニト・ドネア選手はボクシングの歴史に名を残す、ほんまもんのレジェンド。
まだ無名だった時代にWOWOWエキサイトマッチで初めて見たときの漫画みたいな衝撃的なノックアウト劇は今でも脳裏に焼き付いています。
そのドネア選手を全盛期は過ぎているとはいえ、危なげなく2Rで葬り去った井上選手は、まさにモンスター!!
いやー、アマゾンプライム入っといてよかった。
この話題で一晩、語りつくせますね、こりゃ。

てな趣味にも程がある話はさておき、本題へ。
西宮市は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指す「2050年ゼロカーボンシティ」を標榜しています。
 ↓
「2050年ゼロカーボンシティ」及び「プラスチックごみ削減運動の推進」を表明しました。@西宮市HP

ただ、これ甚だ高い目標であり、思いつく限りの施策を総動員しなければ実現出来るものとは思えません。
方針を掲げること自体が目標ではだめで、その理想をどのように実現するのか?という具体的な方策こそが重要だと思っています。
でも西宮市って具体策はないまま、抽象的な目標をホワ~ッと掲げるのが大好きな気がしてならんのですよね…
 ↓
【ご参照】
ガイドラインを作っただけでは、なんにも変わらない。大切なのは、目標実現のための具体策だと思うのですが...@2021年2月のブログ

もちろん、この目標が国家的(というか地球規模)で甚だ困難な内容であることも認識しています。
だからこそ、私ども会派としても
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●住宅での年間のエネルギー消費量を実質的にゼロ以下とする、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)や、住宅内の消費エネルギーを見える化する、ホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)への補助
●街並みの緑化推進
-----
等、具体的な事例を挙げたうえで積極的な施策推進を求めてもいます。
 ↓
【ご参照】
街路樹の育成に、公園・校庭など市が保有する土地の緑化推進。市が環境改善のためにできることは、まだまだあるはずです!@2021年12月のブログ

で、そんな中、こういった取組も進めるべきでは???と感じたものがあったので、ご紹介。
具体的な内容としては
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●地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)は、海中の海藻や海洋生物によっても吸収されている
→人類の活動で排出されたCO2の総量のうち、森林などに吸着されたものは12%
→海藻や海洋生物によって吸着されたCO2は31%
→海洋でも陸上でも吸着されなかった57%のCO2が大気中に留まり、温室効果の原因となっている
●海洋生態系によるCO2の吸収を増やせないかという試みが世界中で始まっている
 ⇩
神戸市が、関西学院大学と連携して具体的な取組を進めている
-----
というもの。
こういうの、西宮でもできないものか???と思うんですよね。
というか、きっと出来るはず…と思うのですが、いかがでしょ。
 ↓
【ご参照】
藻類や海洋生物にCO2を吸着させる「ブルーカーボン」事業、神戸市が推進@2022/3/1付・yahooニュース

先にも書いたことですが「2050年ゼロカーボンシティ」とか「環境学習都市」とか、キャッチコピーや目標を掲げることを否定するつもりはありません。
でも、より大切なのは、それに魂を入れるべく、できる限りの取組を続けていくこと。
積極的に情報を収集し、展開していくことだと思っています。
それがなければ、ただ掲げただけで終わっちゃいますもの。
この件、市にも情報提供しましたし、何かできることがないのか、一緒に考えていきたいと思います。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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来年4月から始まる、ごみ収集の指定袋制度。この度、袋のデザイン案が発表されました!

2021-05-20 11:01:42 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

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新型コロナ感染症に関する市内での患者発生状況、クラスター発生等、最新の情報は以下でご覧頂けます。
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2021年5月の記者発表@西宮市HP
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来年4月から、本市においてもごみ収集に指定袋制度が導入されることは既報の通り。
 ↓
【ご参照】
【広報】令和4年4月から、ごみは決まった袋に入れて出さないと回収してもらえなくなります!@2020年10月のブログ

なお、本市の予定している指定袋制度は
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●市がデザインや規格等を定めた袋を袋メーカーが製造し、小売店が販売
→ごみ袋代は自由価格で、ごみ処理手数料は含まれない
-----
という「単純指定袋」を利用するもの。
-----
●市がデザインや規格等を定めた袋を販売
→ごみ袋代にごみ処理手数料も上乗せする
-----
という「有料指定袋」と比較すると、料金も抑えられるはずです。
 ↓


指定袋制度導入は、市民・事業者の皆様にごみの減量・分別排出に対する意識をより強めていただくことで、ごみの減量と再資源化を図るもの。
「環境学習都市宣言」を行っているにもかかわらず、
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●全国の中核市の中で、指定袋制度を導入していないのは西宮市だけ
●兵庫県内でも約9割の自治体がいずれかの制度を導入済みであり、未実施なのは西宮市も含めた4市町だけ
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という状況はほめられたものではありません。
この取組自体は妥当なもの(というか、遅すぎたくらい)だと私は考えています。

で、この件について、一般家庭から発生する生活系ごみ用指定袋(「燃やすごみ用」・「その他プラ用」の 2 種類)のデザイン案が公募されており、その選考結果が先日、明らかにされました。
まず「燃やすごみ」はこちら。
 ↓


続いて「その他プラ」はこちら。
 ↓


今後、採用作品を原案として適宜、必要な修正を加え、各袋製造業者が製造・販売を行うとのこと。
なお販売開始時期は、本年12月から来年1月頃となる予定だそうです。

この件、生活に密接に関係する内容だけに、広報に努めてもらわなければなりませんね。
もちろん私も、及ばずながら協力していきたいと思います。
皆さんも、まだ先の話ではありますが、頭の片隅にでも置いておいていただけるとありがたく。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


【広報】令和4年4月から、ごみは決まった袋に入れて出さないと回収してもらえなくなります!

2020-10-09 15:32:26 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

いわゆるメタボ健診に関する、この内容は興味深い...
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メタボ健診における保健指導は肥満を軽度改善させるものの、血圧・血糖・脂質を改善させる効果は認められない@医療政策学×医療経済学
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特に重要なのは、
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特定健診・保健指導は、肥満を改善することで、その先にある脳卒中、心筋梗塞などの病気になることを予防し、要介護や死亡を減らし、医療費の削減につながることが期待されていました。
しかし、今回の私達の研究の結果、血圧・血糖値・脂質などの「中間指標」において改善を認めることができませんでした。
これらの中間指標を改善することなく、その先にある脳卒中などの病気を予防するとは考えにくいため、現在の特定健診・保健指導の健康改善効果(そしておそらく医療費抑制効果)は限定的であることが示唆されました。
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という部分ですね。
要は、現在の制度設計の前提自体が崩れてしまいかねない結果が示されたわけで、なんとも悩ましい。。。

さて本題。
本日の民生常任委員会で「令和4年4月から、本市のごみ収集に指定袋制度を導入する方向である!」ことが示されました。
ちなみに、本市の予定している指定袋制度は「市がデザインや規格等を定めた袋を袋メーカーが製造し、小売店が販売する」という、「単純指定袋」を利用するもの。
制度が導入された場合、指定袋に入っていないごみは回収してもらえなくなります。
なので当然、多くの方の生活に直接関係してきますよね、この話。
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近年、地球温暖化等が大きな問題となる中、環境への負荷低減を図ることは、きわめて重要な課題だと言えるでしょう。
考えられる取組には様々あると思いますが、
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●ごみの減量推進
→それによって、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出抑制に取り組む!
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というのは、誰もが日常的に取り組めるうえ、一定の効果が期待できることから優先度の高い施策だと言えるでしょう。
実際、現状、燃やすごみの中には紙ごみやプラごみなど、資源化可能なものも多く混入しているわけで。
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こうした状況の中、指定袋制度を導入することで「中身が見え、かつ容量が決まった袋を指定して『ごみの減量及び再資源化意識の醸成』を図りたい...」というのが市の考えですね。
個人的には、至って妥当な内容だと思います。
目的とするところは勿論、
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●全国の中核市の中で、指定袋制度を導入していないのは西宮市だけ
●兵庫県内でも約9割の自治体がいずれかの制度を導入済みであり、未実施なのは西宮市も含めた4市町だけ
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という状況もあることですし。
 ↓

 ↑
てゆうか、「環境学習都市宣言」をしていながらの、この遅れには、やっぱり違和感があるんですよね。
もちろん反対の声もあるのでしょうけど、そこを進めていく意思があるからこその宣言ちゃうの???と思うわけで。
「子育てするなら西宮」も「文教住宅都市宣言」もそうですが、つくづく、なんだかなぁ...
こういう看板って、掲げることではなく、意志を持って、それにふさわしいまちに近づけていくことこそが重要だと思うのですが。。。

なお、この内容に関するパブリックコメントが10/26(月)から1ヶ月間、実施されるとのこと。
市政ニュース等でも広報されると思いますので、ご意見等おありの方は奮ってご参加くださいませ。

という、広報ブログでした。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。


芦屋市はゴミ収集を続けられるのか?これって、きわめて危機的な状況なのでは??

2019-09-05 18:12:30 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

芦屋市が燃えるごみを処分できない状態になっており、かなり厳しい状況に追い込まれているそうな。
以下8/30付け神戸新聞からの引用です。

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水銀銀濃度が基準超え
ごみ焼却炉運転停止 芦屋市

 芦屋市は29日、ごみ処理施設「市環境処理センター」(浜風町)の排出ガスから、法基準値を超える水銀濃度が検出されたため、焼却炉の運転を停止したと発表した。市は「直ちに健康に害を生じさせる濃度ではない」としており、原因の究明後に再開する方針。
 市によると、昨年4月に改正された大気汚染防止法では、同センターの水銀濃度の排出基準は1立方メートル当たり50マイクログラム以下が求められるが、今年6月の定期測定で200マイクログラムを検出。再測定も含む平均値が160マイクログラムだったため、県と協議し、8月27日に焼却炉の運転を停止した。
 同センターは市内全域の家庭ごみなどを焼却している。ごみ収集は当面通常通り行うものの、ごみをためるピットの容量は約一週間分の余裕しかないといい、市は市民や事業者に不要不急のごみの排出を控えるよう市ホームページやチラシなどで呼び掛けるという。

■■■■■

こちらで動画もご覧いただけます。
 ↓
芦屋市のごみ焼却施設 水銀濃度が基準値超えで停止 - YouTube

隣接市で起きていることだけに、環境面での影響が気になるのは言うまでもありません。
が、も一つ気になるのは、
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●西宮市と芦屋市はごみ焼却施設の統合で合意している
  →そこにどこまでどのような影響があるのか???
-----
というところなんですよね。
  ↓
【ご参考】
20年程度で、約57億円もの効果を得ることができる燃えないごみ処理の広域化。これが実現できないのは、なんとも残念な話だと思うわけで...@2019年2月のブログ

ちなみに西宮市長と芦屋市長とが最近、一緒に養父市と朝来市のごみ処理施設である南但クリーンセンターを視察に行ったそうな。
これって、ごみ処理施設の統合が前向きに進んでいるというサインでもありますよね、きっと。
 ↓

しかしながら今後の展開によっては「基準値以上の水銀を出した自治体のごみ受入なんて、とんでもない!」という話になることも考えられると思うんですよね、市民感情として。
そもそも、ごみ処理施設の整備には
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●施設の規模に関わりなく、基礎的な整備費用が必要になる
●規模が大きくなるほど、相対的に割安で整備できる
----- 
という特徴があります。
ですので、ごみ処理施設を統合した場合、整備費をより大きく削減できるのは小規模な自治体の側となります。
西宮市と芦屋市の場合ですと「芦屋市の方が圧倒的に得!」という見方をされる方もいらっしゃると思うんですよね。
実際、協議の結果によっては、そうなる可能性も十分ありますし。
それだけに、こういうことがあると今後の展開が流動的になる怖れもあるよなあ、と。

閑話休題。
この状況が続けば「ごみを収集できない。。。」ということにさえなりかねません。
本当にシャレにならない状況だと思うんですよね。
一日も早く、事態が沈静化することを願いたいと思います。
それでは失礼いたします。


「環境学習都市」を宣言している西宮市。だからこそ、宣言に相応しい取組を進めるべきです!

2019-07-05 10:27:39 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

今日は一般質問の話を離れて、先日の総務常任委員会での話をば。
多くの議題が扱われましたが、その中の一つとして
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●自然環境の保全を図るため、令和6年度から1,000円/年・人を徴収する森林環境税が創設される
●それに先立ち、今年度から森林環境譲与税として各自治体にお金が譲与される
 ⇒西宮市の場合、今年度は約2,000万円が譲与される
  一旦、基金に積み立てて、来年度に予定されている春風小学校の建替の際、国産木材の仕様に充てる予定
-----
という話がありました。
なお森林環境税&森林環境譲与税の概要については、こちら。
 ↓


う~ん、せっかくの財源を学校建替えの際の国産木材使用に充てるというのも、なんとも勿体ないよなあ...
というのも、学校の建替えにかかる費用は概ね20~30億円。
2,000万円は、建替費用全体から見ると、ごくごく僅かでしかありません。
この金額を国産木材の利用に投じることが
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●税の創設目的から見て望ましいものなのか?
●実際どこまで効果があるのか?
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という観点から見ると、なんともビミョーだと思うんですよね。。。

上の資料にある通り、具体的な使途として「木材利用の促進」があげられている以上、むしろルール上は適切な使い方なのだと思います。
でも西宮市には、そもそも(ほぼ)林業が存在しないですし、もっと、なんかいい進め方ってないのかな???と思うんですよね。

私が思うのは、この財源を活かして、環境学習のための取組を進めることとかって出来ないものか???ということ。
市内には環境保全・向上のための取組を進めている団体・NPO等が複数存在します。
こうした団体・NPO等とも協力して、今からの時代を生きていく子供たちに環境保全・向上の大切さを伝える機会を持つことが出来れば、それって「環境学習都市宣言」を行っている西宮市に相応しい取組だと思うんですよね。

現時点でも
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●香櫨園小学校では、香櫨園浜において地域の方を講師に招いて海辺の生き物を観察する自然体験学習をするとともに、清掃活動を展開
●山口中学校では、地域の自然環境を自分達の力で守る観点から、モリアオガエルの卵を孵化させ、自然に返す取組を地域とともに継続
●段上小学校では市内NPOスタッフの指導の下、仁川に赴いて、川の水が様々な生き物を育んでいることを学習
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等、様々な形で、学校での環境教育が行われているとのこと。
一方で、
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●来年度から全面実施となる新学習指導要領では、地域の人的・物的資源を活用した社会に開かれた教育課程の実現が重視されている
 ⇒環境教育は、新学習要領の理念に相応しい
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といった話もあるようですし、こうした取組みをより広く・深く進めていくことができれば...と思うんです。

というわけで、この話、前に進めることが出来るよう取り組んでいきたいと思っています。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


やっぱり、本って素晴らしい。というわけで今日は水力発電の話など。

2016-12-06 18:43:00 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

最近読んだ仕事関係の本の中で、興味深かったものの一つ。
  ↓


「えー、でも水力って、むっちゃコストかかるし、非効率なんちゃうの~???」と思っていたのですよ、私
でも、ちょっと認識改める必要があるのかな???と。

この本で述べられている内容の中で、最も力が入れられているのは、
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●そもそもダムにおいては治水という観点が重視されている
 ⇒そのため本来、貯水可能な水量の半分程度しか、水がためられていない
 ⇒法改正し、平常時の貯水量を上げるだけで発電量は大幅に増やせる!
 ⇒またダムをかさ上げすることで、比較的安価に発電可能量を大幅に増やせる!!
-----------------
といったあたりかな、と。
ただ、ここまでは単に自分の知識が増えたという話だけなんですよね。
西宮市で具体的になんかができるわけでもないでしょうし。

で、本のメインテーマではなかったのかもですが、仕事関係で活かせそうで興味深かったのは
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砂防ダムが発電に使える
●砂防ダムひとつひとつの発電量は小さいが、多くの場合、一つの渓流に発電に使える箇所が複数存在するため、全体の発電量を見ると馬鹿にならないこともある
-----------------
といったあたりかな、と。
西宮市にも、かなりの数の砂防ダムがあるようですし、使える事例ないんやろうか???
というわけで、ここらへん、も少し掘って調べていきたいと思います。
地熱は無理やったけど、水力でなんか面白いことできるといいんやけどな~。
  ↓
【ご参照】
西宮市における地熱発電の可能性とは? ・・・ちょっと無理っぽいな、という感じを抱きつつ。。。@2015年2月のブログ

ところで話はがらっと変わりまして。
私、木曜日の午後3時頃から本会議での出番を頂いているのですが、同じ日に質疑を行う無所属の女性議員さんが、当局からえらい露骨な圧力をかけられているようなんですよね。
詳細については避けますが、「そんなに触れられて困るようなことやったら、言わんかったらええのに...」と思うんやけどなあ。
こちらも続報があれば、お知らせいたします。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


環境学習都市宣言にふさわしいまちづくりのために⑥

2014-10-09 15:22:44 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

昨夜の月食はすごかった。
でも、それもfacebookやってなかったら、たぶん知らんかったか忘れてたかやろな~と。
SNS恐るべしですね。

で、そのSNSを中心に主催者(?)さんが広報を進めようとされているものの、なかなか進まず苦戦しているイベントがあるようなので、プチ告知。
1988年&1989年の浜脇中学校卒業生×合同同窓会を、来年6月14日に浜脇中学校体育館で開催予定なのだそうです。
ひょっとすると該当する方で、このブログをご覧くださっている方もいらっしゃるかもなので、この場を借りて告知します。
もちろん私も1989年・卒業生の一人として参加予定です。
その頃には来春実施予定の統一地方選挙も終わっているはずですし、胸を張って参加できるよう一層頑張らねばですね。

と、それはさておき本題へ。
前回までのブログの続きです。
それでは早速始めます。
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【質問⑤】
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●平成32年度までに平成22年度と比べて市域の再生可能エネルギー等の発電電力量を2倍以上とする
●太陽光発電を「平成22年度:6252MWh/年」→「平成32年度:59346MWh/年」と約9.5倍まで増やす
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
という目標を掲げているが、現状は目標達成に遠く、実現への道のりは、極めて厳しいと思われる。
目標達成に向けた、具体的な工程表を作成するべきと考えるが、どうか?

【答弁⑤】
「西宮市再生可能エネルギー・省エネルギー推進計画」の推進・進行管理のため、環境計画推進パートナーシップ会議の下部組織として、専門家などを中心とした「エネルギー推進部会」を今年度中に設置し、計画の目標管理や施策内容の審議を行ってまいります。
そのなかで、太陽光発電などの導入実績を踏まえて目標や内容の見直しも視野に入れて、具体的なロードマップを作成してまいります。

【要望⑤】
「太陽光発電などの導入実績を踏まえて目標や内容の見直しも視野に入れて、具体的なロードマップを作成してまいります」というご答弁でした。
このご答弁に「導入実績が当初の目標を下回っているので、目標を低く設定し直します」という意味が含まれているなら、非常に残念です。
「具体的なロードマップ」には目標達成に向けた前向きな取り組みをしっかりと入れるべきですし、目標はこれまでの何ら取組がなされていない状況での「導入実績を踏まえて」低く見直すべきではありません。
改めて、全国初の環境学習都市宣言を行った都市にふさわしい目標を設定するとともに、その実現に向けた質・納得性とも高い工程表を作成し、実現に向けた取組を進めて頂きたい。
要望します。

【質問⑥】
公共施設への蓄電池の整備を積極的に進めるべきと考えるが、どうか?

【答弁⑥】
公共施設への蓄電池の整備については、災害時などには貴重な非常用電源として活用することができることから、太陽光発電設備と併せて整備を検討しているところです。
今年度は、国の補助金(グリーンニューディール基金事業)を活用して小学校1校と中学校1校に太陽光発電設備と蓄電池設備を整備する予定にしております。
今後も、公共施設の新築・増改築時における整備を含め、既設の公共施設についても、建物の構造や築年数、耐荷重の問題など、整備可能な施設を調査するとともに、国の補助金等を活用しながら整備に努めてまいります。

【要望⑥】
ご答弁頂いた通りの取組を進めて頂くよう要望します。
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と、こんな感じです。
これで太陽光発電に関する議会質問のご報告は終了です。
やっぱり長いこと、かかってしまった。。。
とはいうものの、まだ水道事業に関するご報告も残ってるなあ。。。
申し訳ないのですが、よろしければ、こちらも引き続き、おつきあいくださいませ。
それでは今日のブログは、この辺で失礼いたします。


環境学習都市宣言にふさわしいまちづくりのために⑤

2014-10-06 10:52:45 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

台風一過。
ですが天気は、いまいちなかんじですね。
にしても最近、台風が来るたびにテレビに映っている映像が尋常ではないような。
前からそうだったけど放送される頻度が少なかっただけなのか、(もちろん増えてはいるのでしょうが)甚大な被害を受ける状況が以前に比べて格段に増えているのか?
ここらへん、気になるところです。

さて本題、一般質問の続きです。
それでは早速どうぞ。
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【質問④】
市有施設での屋根貸し実施を前提に、民間施設や、西宮市内に多く存在する集合住宅も対象にしたマッチング事業に乗り出し、「資源やエネルギーを大切にした循環型都市」の実現に積極的に取り組むべきと考えるが、どうか?

【答弁④】
公共施設の屋根貸し事業の実施の取り組みを優先しながら、民間施設等のマッチング事業についても、広報や募集方法等について、他市の成約事例を分析し、実現に向けて取り組んでまいります。

【要望④】
言うまでもないことですが、行政だけが太陽光発電設備の設置に取り組んだところで、「資源やエネルギーを大切にした循環型都市」を実現することはできません。
重要なのは多くの市民を巻き込んでいくことです。
西宮市には多くの集合住宅が存在します。
これらの集合住宅でも、当たり前のように太陽光発電設備が整備されるなら「資源やエネルギーを大切にした循環型都市」の実現に大きく寄与することでしょう。
「広報や募集方法等について、他市の先行事例を分析」することは、もちろん重要です。
しかしながら、より重要なのは

●多くの市民に、市が、こうした取組みを進めていることを広く知っていただくこと

●太陽光発電設備を整備した場合の具体的なメリットを多くの市民に対して分かりやすく示し、より多くの方に興味・関心を持っていただけるようにすること
●市民が太陽光発電設備を整備しようと考えた時に、手続き等でつまずくことなく、容易に設置できる仕組みを作ること
●万一、つまづいた時に素早くフォローできる組織・体制を整えること
●整備することによってメリットを得た事例を広く広報し、多くの方が太陽光発電設備の整備に取り組む意欲を持っていただける状況を作ること

等、具体的な課題を整理し、対応策を示していくことだと思います。

こういった具体的な取組みを、見直しを重ねつつ進めていくこと以外に「資源やエネルギーを大切にした循環型都市」を実現する方法はありません。
そして行政が、こうした具体的な取組みを積極的に推進するなら、これこそ全国初の環境学習都市宣言を行った都市として、胸を張って誇るに足る成果を得ることができるはずです。
先程も述べたとおり、時期が遅くなればなるほど事業としての採算性は下がり、参入する事業者数も参加する市民も少なくなることが予想されます。
くれぐれも早期実現に向けた取組みを進めて頂きたい。
要望します。
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てな感じです。

こうした取組みを着実に進めて、少しでも「持続可能な環境学習都市」に近づいていくことができればなあ、と思います。
というわけで、今日のブログはこの辺で。
それでは失礼いたします。


環境学習都市宣言にふさわしいまちづくりのために②

2014-09-26 16:24:35 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

いいなあ、海鮮丼。
↓行きたいな、これ。↓
西宮阪急×北海道物産展

と、そんな話はさておき、一般質問のご報告の続きです。
それでは早速どうぞ。

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こうした取組みを進め、目標を実現するために、市民・事業者に働きかけることは当然きわめて重要です。
しかしながら行政が率先して掲げた目標である以上、行政自身が目標を達成するために何をするかという観点が欠かせないこともまた言うまでもありません。
実際、計画では「行政の取り組む具体的な行動」として「行政の率先行動」という項目があげられており、その中で
★★★★★★★★★★★★★★★★★
〇公共施設への太陽光発電設備の整備
〇公共施設の事業者への屋根貸しの検討
〇市所有地での大・中規模太陽光発電設備の整備検討
〇公共施設への蓄電池の整備
★★★★★★★★★★★★★★★★★
等の内容が示されています。
しかしながら実際には、この「行政の取り組む具体的な行動」は、遅々として進んでいません。

まず「公共施設への太陽光発電設備の整備」についてです。
資料②に、本市「公共施設における太陽光発電設備の整備状況」をまとめました。
ご覧下さい。


本市における発電規模の合計は113kW。
経済産業省が示す一般的な家庭用太陽光発電の発電規模は一戸当たり3.3kWとされていますので、本市の公共施設への太陽光発電設備の整備状況は一般的な民間住戸・約34戸分にとどまっている、ということになります。
このような実態は「資源やエネルギーを大切にした循環型都市を築きます」という高い理想からは、きわめて遠いところにあるように思います。
とりわけ2007年以降に改築された津門・浜脇・高木・甲子園浜・用海の各小学校に設置された太陽光発電設備の発電規模が3kWに留まっている点は重要です。
夙川小学校の発電規模が40kWとなっていることからも明らかな通り、これら小学校には、もっと大規模な発電設備の設置が可能だったはずです。
この発電規模一つをとっても、私には行政の目標達成に向けた強い意欲を感じることが出来ません。
また「行政の取り組む具体的な行動」として、
★★★★★★★★★★★★★★★★★
〇市所有地での大・中規模太陽光発電設備の整備検討
〇公共施設への蓄電池の整備
★★★★★★★★★★★★★★★★★
が挙げられていますが、いずれも現時点で整備が完了したものはありません。
このように西宮市の環境問題に取り組む姿勢は、全国初の環境学習都市宣言を行った自治体としては非常に寂しいものです。
私は、こうした現状を変えるため、計画に述べられた「公共施設の事業者への屋根貸しの検討」等、市有地を太陽光発電用地として民間事業者に積極的に貸し出すよう提案します。

現在、全国的に公共施設を利活用した太陽光発電が進められています。
その背景には、各自治体の「再生可能エネルギーを積極的に取り入れ、環境に配慮したまちづくりを進めたい」という考えがあります。
また財政難の中、使われていない土地や施設、あるいは屋上や屋根を有効に利活用したいという思惑もあることでしょう。
こうした取組の先進市として知られる広島県・安芸高田市では今年度、市保有地に8000kWのメガソーラーを設置するとともに、市役所や学校など市の施設・約130か所の屋根や屋上に計・約6000kWの太陽光パネルを設置するという事業を進めています。
総出力は計14000kW。
これは経済産業省が示す一般的な家庭用太陽光発電の発電規模である一戸当たり3.3kWに照らし合わせると、概ね4200戸分という数値です。
民間住戸わずか34戸分という本市の実績と比較すると、この数値が、桁違いに大きいものであることがお分かりいただけると思います。
しかも、この取組は「民間事業者が市から借りた土地で太陽光発電事業を行い、固定価格買取制度に基づき売電することで収入を得て、設置費用や運営費用をまかなう」という事業モデルで行われています。
つまり、市が設置費用・運営費用等を負担する必要はないのです。
それどころか市は現在、利用していない土地や施設の屋根・屋上を民間事業者に貸出すことで、労せずして賃料収入を得ることができます。
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ブログの更新一つするにしても、画像の挿入やらFACEBOOKへの反映やら、慣れないことが多くて、むやみと手こずるな。。。
早く、慣れてしまいたいものです。

というわけで、今日のブログはこれまでで。
それでは失礼いたします。


環境学習都市宣言にふさわしいまちづくりのために①

2014-09-22 16:17:40 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

昨日から明日まで、西宮えびす神社では例祭と渡御祭が開催されます。
というわけで、私は、今から地車(だんじり)の交通整理のお手伝いへ。
ちょっくら頑張ってまいります。
2014年・地車祭り×西宮神社・若戎会

と、それはさておき、9月議会での一般質問のご報告の続きをば。
9月議会については、一般質問以外にも、いろいろご報告せねばならないことが多くあります。
なので、どんどん進めていかねば!ですね。
というわけで早速、はじめます。

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本市は平成15年に全国初の環境学習都市宣言を行いました。

宣言の中で、市は
「西宮の環境を、そして地球の未来を次世代に持続可能な状態で引き継いでいくためには、私たち一人ひとりが社会のありかたやくらしを見直さなければなりません」
とした上で、行動憲章として
「私たちは、くらしと社会を見直し、資源やエネルギーを大切にした循環型都市を築きます」
という内容を掲げています。
私は、こうした考えを非常に重要であり、魅力的でもあると受け止めています。
しかし残念ながら、こうした宣言・行動憲章に相応しい先進的な取組が、本市において進められているようには思えません。
以下、具体的な内容を見てまいります。

市は本年3月、環境学習都市宣言に示された意思を実現するため、「西宮市再生可能エネルギー・省エネルギー推進計画」を発表しました。
計画の中で、市は「計画の基本方針と基本方針を進めるための取り組み」として
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①エネルギー総量の抑制と削減
②再生可能エネルギー等の積極的な導入
③低炭素なまちづくりとエネルギーセキュリティの向上
④市民や事業者、大学、行政等の連携した取り組みの推進
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という4つの取組をあげています。

その中で、市が「基本方針②再生可能エネルギー等の積極的な導入」について、具体的な目標として
★★★★★★★★★★★★
●「平成32年度までに平成22年度と比べて市域の再生可能エネルギー等の発電電力量を2倍以上とする」としていること
●中でも太陽光発電を「平成22年度:6,252MWh(メガワットアワー)/年」→「平成32年度:59,346MWh/年」まで増やすとしていること
★★★★★★★★★★★★
は特筆すべき内容であると考えます。
ところが現時点での実績値は、計画にあげた数値を達成するには、かなり厳しい状況にあるように思われます。

お手元の資料①をご覧ください。
【資料①】西宮市域全体の太陽光発電による電力量
平成32年度の目標数値59,346MWh/年は平成22年度の実績値6,252MWh/年の約9.5倍に当たります。
これを10年間、同じペースで太陽光発電の量を増やして達成するためには、平成25年度の実績値は平成22年度の約3.5倍、約21,800MWh/年になっていなければなりません。
ところが平成25年度の太陽光発電の実績値は18,128MWh/年と平成22年度実績の約2.9倍にとどまっています。
しかも太陽光発電には
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●固定価格買取制度で設定されている買取価格が年々下がっていく
●太陽光発電設備が設置しやすい場所ほど、早い段階で設備が設置されている可能性が高い
●環境問題に対する意識の高い人ほど、早い段階で設備を設置している可能性が高い
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等の要因があり、計画初期の段階で速いペースで設置されていなければ目標達成は困難になる可能性が高いと思われます。
こうした要因と現時点での実績を考えると、掲げた目標の実現性について強い疑問を持たざるを得ません。

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と、こんな感じです。
要するに「全国初の環境学習都市宣言をした!」ことを誇っている以上、それに相応しい政策を推進推進するべきでしょ?というお話ですね。

引き続き、ご報告続けてまいります。
それでは失礼いたします。