あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: とびしま海道の宿で泊まり早朝お散歩ツーリングで始まったゴールデンウイーク

2019年04月27日 | 旅するシーカヤック
2019年4月26日(金) いつもより早めに仕事を上がり、家に戻ると、シーカヤックを積んだアテンザワゴンに乗り換えて、とびしま海道へと向かう。
日曜日は天気が良さそうなのだが、予定があって海に出ることができないので、金曜日の夜から宿に泊まって土曜日の朝から漕ぎ出そうというプラン。

今日お世話になるのは、あびの宿。

前回泊まって気に入ったので、これから地元の定宿にしようと思っている。
昔は、斎島の子供達が学校に通うための寮だったという建物。

布団が敷いてある部屋は、オーシャンビュー。


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お風呂にお湯をたっぷりと張って、ザブリと浸かる。
気持ち良いお湯に、のんびりと入って日頃の疲れを癒すと、夕食の準備。
今日は、家から持参した食材で、節約簡単料理である。

家にあった北海道ラーメンと肉じゃが、ポテト&たまごサラダ、そしてきゅうりのお漬物といわし缶。
缶ビールを、プシュッと開ける。

グラスに、トクトクトクトク、シュワワワワー。
『いただきます』
グビリ、グビグビ。
『プハーッ、美味い!』

連休に入った気安さもあり、こんな簡単料理でも、海辺の貸切宿で独り飲むビールは最高である。

徐々に暮れ泥んでいく、芸予諸島の海。

一足早い連休気分で、日本酒をちびりちびりと、手酌酒を楽しむ。


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翌朝、4時過ぎに目を覚ますと、海がドシャリドシャリと堤防に打ち付ける音が聞こえてくる。
『うーん、こりゃ漕げんかな?』
まずは様子見と、コーヒーを飲みながら天気予報をチェック。
それほど強くなる予報ではないが、今日は北風。

じゃあ、島の南側なら漕げるかもしれないということで、着替えてチェックしてみることに。

島を時計回りに走っていくと、南側の海は風裏となっており比較的穏やかである。

『うん、これなら漕ぎ出せるな』


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シーカヤックを海に下ろし、アークティックウインドで海に漕ぎだす。

まだ日も出ていない早朝の、お散歩ツーリングは爽快である。

防波堤を回ると、南に向かって漕ぎ進む。


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目指すは、久しぶりに訪れる尾久比島。

豊島との間の狭い海峡を漕ぎ渡り、島の北岸に沿って南下していく。

昨年の豪雨災害で崩れたと思われる場所も、いくつかある。

昔の作業小屋。 電柱や電線も。

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早朝の穏やかな海を、お気に入りのパドルで漕ぎ進む爽快感。

尾久比島の東の方に来ると、北の風が通り抜けるようになり、波が少しザワついてきた。

もともとこの辺りは、小島が多く、潮流が激しいところではあるが、今日は北風の影響もあるようだ。


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ここでUターンし、帰路につく。

しかしながら、風向きが北東に回ってきたのか、思った以上に風が強くなってきて、久し振りにマジ漕ぎモード。

尾久比島の北端から豊島に漕ぎ渡るあたりからは、どんどん風が重くなり、気温も下がってきた。

風に強い細身のアークティックウインドでも、パドルを取られて風沈になるのではないかと思うような瞬間もあり、風に押されて重いパドルを、冷えていく素手で一漕ぎ一漕ぎ、しっかりと漕ぎ進む。

なんとか無事に、出艇した浜まで漕ぎ戻った。
『はあ、久し振りにタフなお散歩だったなあ』

***

宿に戻ると、北側の海は大荒れモード。

カヤックと道具、ウエアを洗って干すと、お風呂にザブリ!
『あー、生き返るなあ』

風呂から上がると、朝ごはんの準備。

今朝は、麻婆春雨丼と味噌汁、ベーコン、冷奴。

食後はコーヒーを飲みながらのんびりと過ごす。

***

帰りの道沿いは、こんな感じ。

こんなに荒れた芸予諸島の海は、久々である。


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生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
連休は始まったばかり。
さて、明日はどこ行こう?
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