あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 子離れ夫婦の忘年会_007、春帆楼、イルミネーション

2012年12月01日 | 旅するシーカヤック
2012年12月1日(土) 朝を家でゆっくりと過ごし、バスで広島へ。 今日は一日、妻と二人で忘年会を楽しむ日。


数週間前。 『今年は本当にいろいろな事があったなあ。 そろそろ年末やし、二人で忘年会でもしよか』

これまで行ったことがある様々な店を思い出しながら、『あそこがいいかね』、『ここはどうかな』などと考えていたのだが、12月1日の土曜日は待ちかねていた『007』が封切りで、しかも1日だから1000円の日だという事に気が付いた。
『映画を見た後、せっかくだから夜のイルミネーションも見てみたい』という妻の提案を受け、『じゃあ、前から気にはなっていたんだけれど、行った事の無い店にしようか』という事に。

***

12時半開始のチケットを予約しておいたので、バスを降りるとまずは少し早めのお昼ご飯。

映画館まで行く途中の道に、『府中焼き』の看板が。 『ここにしてみようか』

初めて食べる府中焼き。 ミンチを使うのが特徴という事で、外はパリパリ、中はふんわりという、独特の食感を堪能した。
『うん、これはおいしいね。 今度、府中に食べにいこうか』

***

食事を終えると、映画館へ。

今日は、せっかくだからとちょっとだけ奮発し、+300円のスペシャルシート。
とはいえ、+300円でドリンク付き&良い場所&広々快適シートなので、コスパは最高である。

待ちに待った007の最新作。 上映開始からすぐに、スピーディーかつスリリングなアクションに引き込まれ、つかみは万全!
さすが、007。

『いやあ、ほんまに面白かったなあ』 観に来てよかった。

***

映画館を出ると、食事まで時間があるのでしばし散策。

少し寒いが、街にはまだ秋の名残。

紅葉も楽しむことができる。



誰も使わない横断歩道橋に登り、久し振りにその上から景色を眺めると、街も普段とちょっぴり違って見える。


***

ウインドウショッピングを楽しみ、ようやく予約の時間が近付く。


今日の忘年会は、『春帆楼』 下関にある有名なフクのお店の広島支店である。


今回は、このお店の10周年を記念するセットがあるというので、お願いしていた。


まずはビールで乾杯。 『お、やっぱエビスは一味違うのう。 うん、ほんまに美味いわい』








おいしい食事を頂きながら、この一年を振り返る。

『ほんま、今年はいろんな事があったなあ』 この2012年は、ほんと、ここ数年で最低の一年。

人生とはそんなものなのかもしれないが、悪い時には悪い事が重なるもので、一番落ち込んでいた時期に、更に思いがけない試練が待ち構えていたのである。

『どうしようもないわたしが歩いている(種田山頭火)』 夏の間、まさにそんな気持ちであった。

8月までは心身ともにとても苦しい時期が続いたが、毎年恒例となった『夏のシーカヤック教室』の回を重ねるうちに子供達から元気をもらい、なんとか立ち直ることができたように思う。 感謝。



『ほんとやね。 そう言えば、そんな時期もあったねえ』 どんなときも、こんなダメダメな俺を支えてくれるのは妻である。 感謝。



その後は、二人とも成人し、出来損ないの俺を反面教師として、たくましく成長した二人の息子の話題で楽しい一時。

それぞれ、この厳しい状況の中で仕事を頑張り、自分の好きな事を見つけて京都での学生生活を堪能しているようである。
『ほんと、あの二人にはビックリするよ。 あんなに小さくて、川や海で遊んでいる姿しか印象にないのに、二人ともしっかりしてるよなあ』





『ごちそうさまでした』 本当においしいフク料理だった。

***

食後は、職場の友人であるトルコ人夫婦と待ち合わせ。

一緒にイルミネーションを楽しむ予定である。

















会話を楽しみ、イルミネーションを楽しみながらのそぞろ歩き。



散策後は、カフェでしばしお茶して解散した。

***

2012年は、本当に試練の一年であった。 50歳を目の前にして、もう一度自分の生き方を振り返れという天の声として受け止めたいと思う。

<以下、引用(http://members.jcom.home.ne.jp/diereichsflotte/ArrangedConversation/DoPolitics.html)>

子曰はく、
「吾十有五にして学に志し、
三十にして立つ。
四十にして惑はず、
五十にして天命を知る。
六十にして耳順ひ、
七十にして心の欲する所に従ひて矩を踰えず。」と。

<引用終り>

人は様々なものに出会い、そして別れ、時に達成感を味わい、そして往々にして挫折するのであろう。 ”やつぱり一人がよろしい雑草(種田山頭火)”
新しい事に挑戦しなければ傷付くこともないのかもしれないが、そうしないではいられない自分であるのもこれまた事実。 不条理。

天が与えてくれた2012年の試練。
俺に残されたものは、『旅するシーカヤック』と『夏のシーカヤック教室』だけとなってしまったが、これを機会にこれまでの生き方を振り返り、自分に素直になることで『五十にして天命を知る』ことが出来るのであろうか。 南無三。
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