2月7日(金)
冬らしい寒さになって来ました。
今年初めて蹲踞が凍りましたし、植木に水をやろうとしたら、外の水道が凍っていて水が出ませんでした。
そんな寒い日でしたが、高等学校へ行って来ました。
床の間らしく
今日は卒業茶会でした。
色紙に「為君葉々起清風」を掛け、送る側の気持ちを込めました。
語句の説明をしたら、みんな黙ってジッと見ておりました。
この語句に私の気持ちが込められております。
今年はどんな風に送り出してやろうか・・・と考えて見ましたが、だんだんと考えが鈍くなって、例年通りにやる事になりました。
私がお点前をして、全員が交代でお客様になって、全員に私の点てたお茶を飲んでもらうように設定いたしました。
花
花は、檀香梅と藪椿です。
初めて見る一重切花入に興味津々でしたので、合間々々に説明をしましたが、解ってもらえたかどうか・・・
お菓子
お菓子は、菜の花金団で見た目も味も申し分のないお菓子です。
点てたお茶を半東担当の子が運びます。
生徒、「お点前頂戴いたします。」
私、「ご卒業おめでとうございます」
生徒、「ありがとうございます。」
こんな会話で卒業茶会は終わりました。
授業時間は90分ですので、20分ほど残して撮影タイムを取ってやりました。
大騒ぎしながら写真を撮っておりました。
3限、4限と合わせて20名ですので、5回ずつ計10回お点前をしたことになります。
疲れました・・・
私まで心にぐっときました。
このように真心が感じられる言葉は一生の宝になりますね。
ダンコウバイと藪椿もきれいですし、菜の花きんとんも華やかで卒業茶会にぴったりです。
生徒たちのよい思い出になりますね。
先生もこれで一つ終わって良かったですね。
お疲れ様でした(^_-)-☆
こんばんは。
若い頃なら10回くらい何ともなかったと思いますが、やはり疲れてしまいました。
お点前の最中に、「疲れた・・・」なんて思ったら、お点前を間違えてしまいました。
そんな時もすましてやれる程の年期が入っておりますから、生徒たちには解らなかったと思います。
色紙の語句は大好きでして、卒業茶会には必ず使います。
語句の説明をすると、なんとなくしんみりして来ますので、サラッと言うことに決めております。
檀香梅は生けてから、部屋が暖かかったから一気に開きました。
後は大学生の卒業茶会です。
ありがとうございました。