tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お茶席で重なってしまうと・・・

2013-07-27 18:37:33 | 茶の湯
7月27日(土) 

蒸暑さは相変わらず続いております。日陰に入ると涼しさを感じる、そんな夏の日が一番なように思います。

今日も昨日に続き自宅でのお稽古です。
昨日、お菓子屋さんが届けてくれたお菓子ですが、開けてビックリでした。



お菓子はキキョウの絵

白いアワユキカンの上に鮮やかなキキョウの絵が書かれておりました。

市内でも有数なお菓子屋さんで、長いお付き合いをしておりますが、花を描いたお菓子を届けてくれたのは初めてのことですのでなおさらの驚きです。

昨日の朝、野草棚で水をやりながら、この花を使おうと決めていた花がキキョウでした。

咲ききってしまった棚で一本だけ茎を伸ばして咲いていたのがキキョウでしたから・・・。ちょっと寂しいけれど、キキョウとススキを生けようと思っておりました。

常々、お茶席では、「道具を重ねて使うのは嫌われる」という事を、言っておりましたから、いくら花が無いからといって、キキョウを使うわけにはいきません。

お菓子屋さんが帰ってから、昨日の話のように、庭中探し回って探したのが、昨日の花です。

お茶道具の中にも、椿などを大胆に描いたものもありますが、ちょっと使い難いような気がいたします。

やはり、お茶室では床の間の花だけが生あるものとして、訪れる人々を感動させ心和ませるものだと思っておりますから、たとえお稽古の場であっても、いい加減な気持ちで花を生けたり、「しょうがない・・・」といった気持ちで妥協をしないで臨んで行きたいと思います。



お菓子屋さんが来る前に切ったキキョウは、洗面所に飾ることになりました。

思いも寄らないことで重なってしまいましたがこれも勉強でして、どう対処して行くかが大切なことだと思いました。

いい勉強になりました。
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2 コメント

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Unknown (ship)
2013-07-27 21:17:23
こんばんは。
こうしてSetuさんのブログに紹介されている、お菓子に描かれたキキョウの絵をわしはビクリ仰天して息を呑んでしまいましたが、正にお菓子屋さんの匠(たくみ)たる職人芸とSetuさんとの阿吽の呼吸にいたく惹かれます。
このときの教室の生徒さんとお菓子は、一期一会なんでしょうか、でき得ればお菓子をめしあがるまでの生徒さんたちの感嘆と感激の表情を知りたいです。
 あと、いつの日だったかの猛暑の教室での稽古の後で生徒さん達の流した汗の形が座布団にくっきりと描かれていた、という話もワシはいまだに、いたく感激しております。
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Unknown (tyako555)
2013-07-28 09:59:58
shipさん

お稽古も今週が終わり、暫く夏休みです。
暑い最中のお稽古は、出かけてくるのも大変ですから・・・。
お茶はいつでも一期一会。そんな気持ちを持ち続けたいと何時も思っております。

ありがとうございました。
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