tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

ひとつの道具を変えただけで・・・

2021-09-04 17:06:09 | 道具は語る

9月4日(土)

朝から冷たい雨が降っております。

本来ならば、夏休み明けのお稽古をしているはずですが、コロナのためにお休みという事になりました。

点前座

今月のお稽古の道具ですが、こんな感じで稽古をするはずでした。

風炉先を夏用のまま撮って見ましたが、涼しいといっても、まだまだ違和感はありません。

風炉先

風炉先を変えて見ましたが、風炉先一つでも随分雰囲気が変わってしまうものです。

今週末には再び30度くらいになるそうですから、そんな時は植えの風炉先がいいようです。

風炉先一つで、部屋の雰囲気まで変えてしまう茶道具は不思議な力を秘めている事を実感いたしました。

信楽焼

昨年他界した、友人が30歳の頃作った茶碗です。

陶芸を始めると誰もが取り付かれたように茶碗を作るそうですが、自分でお抹茶を飲んだことがない友人が作った茶碗は、高台が小さく不安定な茶碗でした。

あの頃はみんな若かったから、「高台が小さいから、持ちにくいし点てるのにグラグラするからやりずらい・・・」なんて言ったものです。

「そうか・・・」とポツリ・・・

今では懐かしいあの頃です。

コメント (4)
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