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tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

山本玄峰老大師が残されたものーその3-

2020-08-17 17:15:56 | 禅語今昔

817日(月)

外に出ると咽かえるほどの暑さで、最高気温が41℃を超えたそうで尋常ではない暑さです。

今日も、昨日に続いて玄峰老師いついて綴って見ます。

松無古今

平成に入ってから、玄峰老師の軸が手元に届きました。

「松無古今色」は、茶席でも良く掛けられますのですので何の説明もいりません。

お茶会で玄峰老師のお軸を使ったことがありますが、玄峰老師をご存知のお方はほとんどおらず、そのたびに三島市の・・・そんなことがありました。

話題に事欠かずに済んだといえばそれまでですが、ちょっと寂しい気持ちがありました。

球童老師

何年かして、竜澤寺にお伺いして、ご住職の球童老師に箱書をお願いいたしました。

老師は、快く書いてくださいました。

老師が「お茶をやっているのかね」とお尋ねでしたので、「ハイ」と答えると、「お茶の方々は、お茶室にいる時は、畳のヘリを踏まないとかなんとか言ってるのに、一歩出ると・・・」といろんな事をおっしゃっておりました。

 

球童老師

球童老師は、玄峰老師から数えて三代目のご住職です。

人間は後ろ姿に心が現れて来る・・・すごいことをおっしゃいました。

ご挨拶をして門を出るまで気が抜けなかったほど緊張してしまいましたが、一度振り返ると、老師が私達を見送っておられました。

こうして球童老師とのご縁を頂きました。