tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

山本玄峰老大師の残されたものーその4-

2020-08-18 17:27:00 | 禅語今昔

818日(火)

猛暑日が続いております。

外に出ると危険な暑さですから、不要不急の外室はおやめください。

春からずっと聞いている言葉です。

今日も、山本玄峰老大師のお話を綴って見たいと思います。

 

中川球童老師

球童老師は山本玄峰老大師の軸に箱書をして頂いてからのご縁となりました。

お目にかかると「今度書いておくよ」という約束でしたが、中々実現しませんでした。

平成19年の師走に入ると、老師から分厚い郵便が届きました。

中には何が入っているかは分かりますが、大急ぎで封を切ると「円通」と揮毫された墨蹟でした。

直ぐに表装に出しました。

年が明け松が明けると、知人から「球童老師が亡くなった」との電話です。

年も押し詰まった29日のご遷化だったそうです。

葬儀

葬儀は、214日とのことでしたので、参列させていただきました。

100名くらいの僧侶方が、堂の廊下を歩き渡り廊下を歩いている様は荘厳としか言いようがありませんでした。

普通の人の告別式とは全くの違うものでした。

高橋榮山老師

頼んで置いた軸も出来上がって来ましたので、中川球童老師の軸を携えて球童老師のお参り方々、高橋榮山老師にお目にかかりました。

そして、訳を話して軸を出して箱書をお願いいたしました。

老師は「これはいつ書いて貰ったのかね」とお聞きでしたので、12月の中旬にいただきましたと申し上げると、しみじみと眺めてから、侍者の方に、「筆と硯を」と言って書いて下さいました。

後藤榮山老師

後藤榮山老師は、竜沢寺13世ご住職です。

私の頂いた「円通」はどうも絶筆のようです。お元気で新年のご用意などされており、いつもの通りのお元気さだったそうですから・・・

この「円通」では、電話口でそれはそれは怒られました。

そんな思いでの軸です。

コメント
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