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tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

道具の重なることを嫌うのは・・

2013-01-15 18:32:14 | 茶の湯
1月15日

今日は小正月で小豆粥など召し上がった方もいると思います。

今日も冷たい北風がビュウビュウと吹き付けておりました。

午後から大学の稽古でしたので出かけてきました。
行く道々では、昨日の雪もすっかり消えておりましたが、大学の入り口が一面凍っておりまして、ソロリソロリと入って行きました。



鶴の絵の器に梅

鶴の絵が描かれた大きな器に梅のお菓子が一個盛られて出てきました。

煉りきりで、切った時のこし餡とのバランスがとても綺麗で、口に入れるととろけるような美味しさです。和菓子の美味しさが凝縮されているようなお菓子でした。

大学では、道具の数が余りありませんので、このようにお正月だけ使う道具は稀有で、今月いっぱい使って再び棚の奥へ閉まわれてしまいます。

学生の皆さんにも、季節の道具を使わせてあげたいのですが、予算の都合で中々出来ません。やはり、ある道具を精一杯有効に使うしかありません。



梅の絵

お茶の世界では、道具が重なる事を嫌いますが、お正月らしい茶碗といえば「梅の絵の茶碗」になりますので、運んできてくれた人は、梅を正面に持って来てくれましたのでしょう。

見事なほど美味しそうに点っております。

梅のお菓子を食べて、梅の絵の茶碗・・・・こんな宿題を残して稽古は終りました。