tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

巳年の香合は・・・

2013-01-02 14:28:45 | 茶の湯
正月の2日。

穏やかに晴れておりましたが、午後になると約束されているように風が吹き出して、グット寒さが増したようです。

私共では初釜が6日に行われますので、余りのんびりとしていられません。
今日だけは・・・。そんな事をしていると直ぐに日にちは迫ってしまいます。

少しずつ気持ちを初釜に持ってゆかなければなりません。
そんな訳で、すでに正月用に飾ってあります道具から載せてみたいと思います。



琵琶香合

床の間右側に飾ってありますのが、今年の干支巳に因んで琵琶香合です。

弁才天は古代インドでは、川の神(水神)だった事や、サンスクリット語のウガヤは蛇を意味して、川の流れのイメージと相まって、水の神の使いは蛇または龍とされたと云われたそうです。

また、弁財天が日本に入って来た時は、弁才天と書いていたそうですが、江戸時代になって、7福神の1神になってからから「現世利益」の「財」を表に出した「弁財天」と書き呼ばれるようになったそうです。

そんな事から、弁財天は琵琶を弾いたお姿―弁財天は水の神―水の神―蛇とこんな連想ゲームのような説明になってしまいましたが、琵琶=蛇という事になりました。

付け加えるならば、弁財天の縁日は、巳の日のはずですが・・・これは自信がありません。

これからもお茶会などに参加する機会が多くあると思いますが、お茶席では、ひとつ一つの道具にみんな意味がある事を考えながら、お茶を楽しみたいと思っております。

これだからお茶は面白い!!




コメント
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