tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

傾く滝 杉本苑子著

2011-05-09 18:06:35 | 本棚の中から
一時期の騒ぎが嘘のようになった市川海老蔵さんですが、ここへ来て、舞台復帰の話題で再び注目されております。
襲名披露の時と同じ出し物で「勧進帳」だそうです。
舞台では、物凄い形相で空の勧進帳を読み上げ、挙句の果てに主人である義経まで躊躇することなく打ち据え、関守の富樫を欺いて関所を突破しました。当代の海老蔵さんも上手く難を逃れたようです。

今日はその海老蔵さんのご先祖様である江戸天保年間の歌舞伎役者七代市川団十郎の物語です。



江戸時代の歌舞伎の世界を背景にした団十郎の生き様を杉本苑子さんの独特の切り口で描いており、歌舞伎の生い立ちや微妙な身分をさらりと書いております。

「傾く滝」は、今日友人のMさんが綺麗な滝のような藤の写真を送ってくれたので思い出したからです。Mさんには事後承諾で写真を掲載いたします。



藤はマメ科の植物で、本当の名前は、野田藤が正式な名称だといわれ、大阪府西成郡野田藤の宮(市町村合併で変わっているかも知れません)の藤が有名であった事からの命名だそうです。藤は「吹き散る」という意味だそうで、日本産の藤属は、この他に山藤の二種類しか存在しないそうです。

また、野田藤は他の植物に右巻きに絡み、山藤は左巻きに絡むという特徴があるので直ぐに解るそうです。
さて、この藤はどっちに絡んでいるのでしょう。後でMさんに聞いて見なくては・・・・。



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