毎年楽しみにしている、天才バイオリニスト・五嶋龍くんの成長を追うドキュメンタリー番組が今日放送された。
もう10年目になるのだそうで、一応今回で終了とのこと。
17歳になった龍くんを見て、うちのtoshiyaと変わらない年齢だと思うにつけ、感慨深いというか、地球上にはほんとに星の数ほどの人生があるのだなと思うわけだ。
もっと幼い頃の映像も見せていたけれど、母親の姿を演奏しながらも目で追っていた姿も、お母さんがいない方が自由に練習できるんだと気づいた瞬間も、偉大な姉・みどりさんの弟であると紹介されて「ウルセー」とつぶやく姿も、その年齢相応のあるがままの姿であることに、将来どれだけの大物になるだろう?と期待させるものを持っている少年だと思う。
天はそれぞれにこの世での役割を与えたもうていると聞く。
龍くんのように天才音楽家としての才能を花開かせる人もいるだろうが、ひっそりと名も知れず淡々と生きることでその役割を果たす人もいる。
何者にならずとも幸せになれることさえ知っていれば、生き急ぐこともない。
今を精一杯生き切ってみたいなと思えた日であった。
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