最近、親戚の方に実母の子供の頃の古い写真を送って頂いた。
祖父母や叔母なども写っているものも。
また少し母のことを思い出していた。
晩年は穏やかで静かな母だったが、私の子供の頃は結構厳しかった。
というか、私は密かに姉弟間で母の接し方が違うのを感じながら生きていた。
弟は私より五つ下で、当時で言えば両親には遅い子だったので可愛さ倍増だったのだろう。
「おなごん子は好かん」
つまり「女の子は苦手だ」が口癖の母だった。
私がクソ生意気だったのかも知れない。
私は高校卒業まで学校の友達を家に連れてくるのを許されなかった。
弟は逆で、学校の友人たちをいつも連れてきて母も嬉しそうに親しくしていた。
ただ、私はそういうことも深く考えることなく高卒と同時に家を離れ、大学に入った。
今になって考えたら、ちょっと悲しい扱いだったみたいだが、私は私の道を行くのにすべてのエネルギーを使っていたので平気だった。
母とは気が合わない個と個だったのだろう。
いつまでも娘に干渉してくるような親だったら、私もエネルギーを削がれていたかもと思うと、それはそれで適切な関係だったと考えている。
こうやって、思いの整理をつけられて感謝しております。
ちなみに、弟は非常に優しい男に成長しました。
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