13日に2ヶ所目の作業所での実習が終わりました。
息子はガイドヘルパーさん達に迎えに来て頂いて、私と計画相談員さんとで実習の総括に出席。
3日間、初めての場所ながら、かなり頑張ってお仕事をしていたそうです。
少し複雑な作業でも、何回かやるうちに出来るようになったと。
時々声を出したり、手を出したりもあったらしいですが、そういった行動に対しても、担当されたスタッフの方は
「なぜそういうことをするのか?」
「何を訴えていてどうして欲しいのか?」
という視点を持ちながら接していたということでした。
他害(引っ掻きなど)をするかもしれないからといって、サラッと当たらず触らず接するのではなく、がっぷり四つに組んで、きちんと向き合う姿勢で接しましたという話を聞いて、私は心が動きました。
実はその日、私の正面に座られた担当者の手の甲をじっと観察していたのだけど、まったく傷ひとつなく、
「僕が真正面から食い込んで行っても、一度も引っ掻きはありませんでした」と聞いて、感動で泣きそうになりました。
こんな事業所もあるんだ。
結局、人員配置や人数のこともあり、最初に実習した所に通うことになりました。
6月から通います。
基本的にお仕事は好きなのです。
それはわかっていたのに、ずいぶんと長い間不遇な思いをさせてしまって、やはり親としては不甲斐ない。
30才も過ぎてしまったけれど、これからまた成長するチャンスが巡ってきたのだと思いました。
伸びしろはあるはずです。
同席して下さった相談員さんも、今日のお話には衝撃を受けましたと仰っていました。
トシヤさんには大きな転換機になりますね、とも。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます