角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

作品に現れる「らしさ」。

2015年11月16日 | 実演日記


「角館草履画廊」に新作が加わりました。もちろん似顔絵に違いありませんが、描き手のこだわりは「草履職人を表現する」。つまり顔だけでなく「仕事を描く」というわけです。やや右下からのアングルも初めてですし、手の動きを加えているのが斬新と思いました。描き手の「らしさ」が出ていますよ。
日々草履を編んでいると、「私も〇〇を作っているのよ」「〇〇を始めたいと思ってるの」といった言葉がよく聞かれます。ものづくりに触発されるからかもしれません。

私はどなたにもものづくりを推奨しています。絵でも写真でもパッチワークでも料理でもいいんじゃないでしょうか。プロを目指すのではなくとも、地道に長く愉しめるものづくりは人生を豊かにします。そして作品の中には、「その人らしさ」が必ず現れるものですね。
コメント (2)
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