角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

明日からお祭り。

2012年09月06日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
綺麗な藍色は、とても上品に映ります。お祭りの踊り子たちが身につける、上品な紫色の「紋付」と可愛らしい紺色の「絣」。そんな衣装もぜひご覧いただきたい、祭りの一コマなんですね。
「今日の草履」もエンジと組み合わせて、秋田おばこ調の出来上がりです。

8月30日からはじまっている、JR東日本大人の休日倶楽部乗り放題チケット。人出の印象として前回6月ほどではないにしても、間断なくお客様がお入りになっています。おしゃべりの話題はお祭りになるわけですが、少なくとも今日までお越しの方々は、角館のお祭りをまったくご存じないと思っていいでしょう。

『えっ、そうなのっ!? だったらお祭りに合わせて来れば良かったぁ』とおっしゃるおばさまがいれば、『そういう賑やかなのは苦手なのよぉ』とおっしゃるおばさまもいました。
明日からが楽しみですよ。『ちょうどお祭りがあったから、この日にしたのっ』という声が何人から聞かれるか、たくさんはいないと思うから楽しみなんですね。

では、今日のお祭り風景です。



丁内に設置する燈籠です。『ここは東部上新町の領域ですよ~』を表現していて、角館のお祭りではとても重要な意味があります。



横町東部に設置される「舞台」への協賛店一覧です。こういう風景もお祭りならではと思います。



西宮家米蔵が所属する丁内、岩瀬町張番です。町の中心部であることから、ここへ入丁したいヤマは多いです。忙しさではトップクラスの張番でしょう。



本町通り曳山です。人形は義経千本桜「大物浦」広目屋作。



子どもが怖くて泣き出すくらいでないと、良い人形とは言えないそうです。作者渾身の一作じゃないでしょうか。



わが丁内、勝楽南丁内会の燈籠も設置されました。いよいよ明日午後四時、号砲を待って角館のお祭りが始まります。とにかく事故やケガのない、楽しいお祭りになって欲しいものです。

角館草履コーナーは、連日午後5時をめどに閉店します。8日・9日は、午後7時くらいから米蔵前の生ビールコーナーで飲み始めていますので、みなさんぜひお立ち寄りください。
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