角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

絵描きさんとの縁。

2008年03月24日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズMグループ23cm土踏まず付き〔4000円〕
黒地の小花プリントをベースに、合わせは黄色です。黒と黄色は相性がイイですね、こちらも可愛く仕上がりました。

今日の角館は久しぶりの雨です。散策のお客様にはちょっと残念でしたが、適度なお湿りと思える雨ですから住民はまんざらじゃないでしょう。先週はとにかく乾燥がヒドかったです。

町内にお住まいの奥様、ご自身が私の草履を履いてからファンになってくださったおひとりで、これまで何人かへのプレゼントにお買い上げです。今日またお訪ねくださり、『27cmなんだけど、在庫ある?』。桜が咲き出すまでは十分な在庫がありますから、大きな顔で『あるよ~』と言えます。

このたびのブレゼント相手は、東京の著名な漫画家さんなんだそうです。「漫画家」と言えば思い出すのは昨年5月8日のブログですね、ほんとに意外なご愛用者でした。
このたびの漫画家さんはまた別の先生で、やはり聞けばすぐに思い起こせる漫画の作者でした。たまたまお仕事で一緒になって、なにか珍しいものを贈りたいと思っていたんだそうです。

それにしても、草履職人となってから「絵描きさん」との縁が実に多いです。トップページにあるふたつの似顔絵は言うに及ばず、西宮家でご一緒するアトリエフィエスタさんや北村画伯、そして元角館西小学校の校長先生、それに武家屋敷で水墨画を描いているくまさん。
私自身は絵にまったく疎いのですが、これほどの方々とご縁で結ばれた“必然”はなんでしょうかねぇ。

片岡鶴太郎画伯も画を描き出したのは他人からの勧めだったとか。もしかしたら私の晩年は画家かも知れませんなぁ。
なんてことがあるわけがありません、誠に失礼しました。

コメント
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