角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

意図は伝わらないもんです。

2007年04月17日 | 実演日記

<生地詳細・素材感>

今日の草履は、一般綿生地シリーズMサイズ23cm〔3000円〕
青基調に恐竜のアニメイラストがブリントされた綿生地をベースに、緒は黄色です。成人女性でも、こうしたボーイッシュな配色をお好みになる方がいます。やはりどちらかというとお若い女性でしょうか。
こちらも新規調達の生地で、おおむね10足程度の限定版となります。

内町(武家屋敷通り)に程近いお店の話では、今年お客様の出足が早いんだそうです。毎年4月も中旬になると、桜があってもなくても人通りが増えるのですが、今年はそれにしても早い印象があると言います。おそらく今冬が暖かく経過したことで、例年より少し早めの開花を予想されたんでしょう。

昨年、観桜会スタートから開花までに訪れた人数が、30万人と報告されています。観桜会全体の人出が136万人でしたから、「桜ざんねん旅」は22%に上るわけです。
実演でもよく聞かされた、『観桜会がはじまってるのにぜんぜん咲いてないじゃない~』に対する反省もあったのか、今年の観桜会は昨年より少し遅らせてスタートします。
しかし今年の人出が例年より早いとすれば、観桜会の時期を遅くした意図は伝わってないのかも知れませんね。

今日実演をお休みしたのは、三女の小学校のPTAのためでした。年度初めの役員選出、これがなかなか思うように進みません。5年前の新入学当時から、あれやこれやの手段で周知に努めても、全体にはなかなか伝わらないんですね。

実演でお客様に草履の特徴を説明するときは、もっと簡単にご理解いただけるんですけどねぇ。明日からまた頑張りますっ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする