角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

砂とミサイル。

2006年07月05日 | 地域の話
今日の草履は、リサイクルシリーズLサイズ25.0cm〔靴サイズ26cmまで可・・・2800円〕
茶をベースに緒はエンジ、真中に青の矢絣で帯を入れてみました。ちょっと久しぶりの三色使いです。
在庫作りをしていると、残り少ない布地を使っていろいろ遊びたくなります。布を無駄にしない利点もありますし、なにより予想外の草履が出来るので楽しいです。
今日のベースに使った茶の綿生地は、布団カバーを再利用した、まさにリサイクルです。布団カバーも、まさか第二の人生が草履とは思わなかったでしょう。

わが家の真向かいにある公園には、丁内外から多数の子どもが遊びに来ます。遊具といっても、「ブランコ」「鉄棒」「シーソー」「砂場」くらいのものですが、他に整備された公園が少ないのと車の往来がないことから、ここには安心して来られるようです。

たくさん集まる中に、すぐともだちに「砂」をかける男の子がいました。ブランコや鉄棒の順番を無視したり、じゃんけんでズルしたりすると、他のみんなから批難を受けるわけです。その男の子は、自分が悪いことをしているという自覚がありますから、言葉で返せなくなるとやぶれかぶれに「砂」を撒き散らすんですね。

その子もやがて、そんなことをすると誰も遊んでくれなくなるのを自覚するようになります。他の子どもたちも、その子が嫌いなのではなく、その子のすることが嫌いなだけですから、フツーに遊ぶ分にはイイともだちなわけです。

さてあの「国」は、ともだちがいなくなるのをいつ気付くんでしょうか。

コメント (4)
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