角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

狭くて広い日本。

2006年07月26日 | 実演日記
今日の草履は、町内のお得意さん、HRさんからのオーダー草履です。『とにかく可愛く‥』がこちらになります。
もうかれこれ5足ほどお買い上げいただいているのですが、ご自身用は1足だけ。あとは全部ご友人へのプレゼントやら、お世話になった方へのお礼にお使いです。
贈りものは、まず自身が気に入らなければゼッタイ使いませんから、そういう意味でも嬉しいお得意さんです。

今日の角館は、わずかに雨が降っただけでした。それより気温が低すぎます。散策のお客様もジャンパーを片手に、あるいは長袖シャツをお召しの方もおりました。

兵庫県から一人旅を愉しんでおられる女性、40歳代後半とお見受けしました。世間話をしていて「関西弁」が分かりましたので、『大阪ですか?』とお尋ねすると、『あれっ!?関西っていうの分かりました?』。それからお互いの地域の「訛り」が話題になりました。

これまでも何度か言われましたが、関東以西の方は「東北弁」の区別がつきません。つまり、津軽も秋田も福島もみんな同じに聞こえるということです。おそらくこれらを総称したのが「東北弁」という言葉なんでしょう。
対して、大阪や兵庫、あるいは京都や奈良の言葉は、私たちも総称して「関西弁」と呼びます。その違いは分かりませんし、私なんか和歌山だって四国だって同じに聞こえます。
『兵庫では、さんまみたいに○○でっかーなんて言いませんヨ』と言われて、はじめて『あ、そうなんですかぁ』という感じです。

20年も前でしょうか、町田市の百貨店で催事をしたとき、私たち数名と売り場の女子社員数名で夕食を食べたことがありました。そのとき、『東北六県を上から順に言える?』という質問に、いきなり『まず岩手県でしょう‥』と答えた女の子がいました。

このときの女子社員を「標準」とは言いませんが、まぁ、だいたいそんなもんでしょう。

コメント (2)
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