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ボランティアの歯科医もコロナウイルス・テストを行っている

2020年04月20日 | 国内
4月21日 約1,000人のボランティアの歯科医たちが、全国でコロナウイルスのテスト実施の一翼を担っていルと、コジャ 保健相がヒュリエト紙に語りました。

 Hurriyet

「シンガポールやイスラエルや韓国は、すべての人をテストするというアプローチを行っています。しかし、すべての人々をテストする方法は欠点があるかもしれません。テストで陰性だった人はほっと安心しますが、これらの人々も3日後に陽性になる可能性があります。それがウイルスをひろめることになるかもしれない。

私たちが言いたいのは、すべての人が自分は陽性だと思い、警戒することです」とコジャ保健相は言いました。「各チームは3人の専門家からなり、全国で56,000人の専門家がチームを作っています。世界でもこの規模のスクリーニング・チームはないと、私は確信を持って言えます」

約1,000人の歯科医がボランティアで、保健要員とともにテストを行っていると、保健相は付言しました。「トルコは、この病気の接触の連鎖をスクリーニングする(集団の中から選別する)方法を取っています。だれかがテストで陽性だったら、その人と接触した人もテストを受けます」

トルコのコロナウイルスの感染率は、テストの数は増えているのに、この1週間で15%から9%になり、快復者は3倍以上になっていることを、公式の数字が示しています。


「今後の2週間がウイルスとの戦いの正念場だ」科学者たち

トルコの人々は生活が正常にもどるのはいつになるのだろうという疑問の答えを知りたがっています。

 Hurriyet

トルコの科学委員会のメンバーたちは「感染はおそらく、まだピークに達していない。今後の2週間がコロナとの戦いの正念場になるだろう」と力説しています。

「感染者数に対する死亡率が、他の国に比して比較的低いのは利点ではあります」と、科学委員会のテヴフィク・オズリュ教授は言いました。「しかし、トルコはいま、非常に微妙なときにあります。われわれはまだパンデミックを制御できていません。ウイルスの感染はまだ増えていきます」

「感染がピークに達したとはまだ言えません。これが終わるまでには、少なくともあと15日はかかります」とオズリュク教授はヒュリエット紙に語りました。「感染者の減少が確実に見えてきたら、コロナ爆発は落ち着いたと言えます。しかし、ピークが過ぎても、規制はつづけるべきです」と教授は警告しました。

ドイツやノルウエイのようなヨーロッパの国々は、トルコより前に1か月半のロックダウンを行い、感染が落ち着いてきたようですが、トルコはウイルスと戦い始めて、まだ5週目です。「感染は2週間以内にピークに達するという期待はあります。しかし、これは確定的な期限ではありません。すべては人々の行動にかかっています。われわれは厳しくルールを守らなければなりません」とオズリュ教授は言いました。


コロナウイルスによる死者総数は2,259人に、感染者総数は95,591人に

トルコの確認された感染者は、この24時間で4,611人増え、119人が死亡し、死者総数は2,259人になったと、ファフレッティン・コジャ保健相は4月21日、言いました。

 Hurriyet

コジャ保健相がツイッターにシェアしたグラフィックによると、トルコの感染者総数は95,591人になりました。保健相はまた、この24時間で1,488人の患者が快復したと付言しました。快復した人の総数は、21日現在、14,918人になりました。

保健相はまた、昨日、39,429人がテストを受け、テストを受けた人の総数は713,409人になったと言いました。現在、集中治療室で治療中の患者は1,865人、人工呼吸器を使っている患者は1,006人だと、コジャ保健相は言いました。


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